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大切なことに気づく24の物語|中山 和義|読むだけで「人生」と「心」に栄養がつきます

本書では「自分を成長させてくれる物語」「夢や仕事に情熱を与えてくれる物語」「人生と人間関係を変えてくれる物語」「家族、友人の大切さを教えてくれる物語」を紹介し、読むだけで「人生」と「心」に栄養がつきます。

自分を成長させてくれる物語

友人から元気の出る話を聞いたので紹介します。

明治時代に公務を終えたトルコの軍船が、帰国するときに嵐に遭って小さな村の海岸で 座礁 してしまいました。多くのトルコ人が血だらけで海岸に倒れているのに気づいた村の人達は、嵐の中、必死に救助しました。

その後も助けた人の介護を続けましたが、貧しい村だったので十分な食料もありません。最後は非常食の鶏までも与えて介護を続けました。

しばらくして、事故に気づいた明治政府が、援助の手を差しのべたので、助かった人達を無事にトルコに送ることができました。

一九八五年のイラン・イラク戦争のとき、イラクのフセイン元大統領が、 「今から四八時間後にイラクの上空を飛ぶ飛行機は民間機でも撃墜する」

という無茶な声明を発表しました。当時の日本政府は急な事態に対応が遅れて、残された日本人を救援する飛行機を飛ばすことができませんでした。

現地の日本人は空港に集まりましたが、どこの航空会社も自分の国民を乗せるだけで精一杯で、日本人が乗れる飛行機はありませんでした。

そのとき、時間ぎりぎりにトルコの民間機が到着して、日本人を救出してくれました。外務省が問い合わせるとトルコ政府は、 「私たちはエルトゥール号のことを忘れていない。だから日本人が困っているのを知って助けに来た」

と話してくれました。トルコでは教科書にもエルトゥール号の話が 載っているそうです。

トルコの人達に、日本人がとても好かれていることを知ってとてもうれしかったです。日本は今、とても豊かな国だと思います。困っている国の人のために、個人でもできる協力をしていきたいと思います。

寄付の文化は根付いていないが有事の際、力を惜しみなく貸してあげようとするのが日本人。敗戦を経験しているからなのだろうか?それとも長年にわたる文化の醸成か?なんだか寄付よりも身を削っている感があるように思うのだが皆様はどうだろうか?

夢や仕事に情熱を与えてくれる物語

私が通っている心理学の教室は講師の先生が本当に熱心です。どの先生も必死に授業をするので、どうしてこんなに熱心に授業ができるのか不思議に思っていました。

先日、この教室を開設した先生の話を聞いて理由が分かりました。

この先生が中学生だった頃、お父さんがいつも、浮気をしたり、毎晩遅くまで飲んで帰ってきたりする状況でお母さんが悩んでいました。

このお母さんは先生の実のお母さんではありませんでしたが、本当のお母さん以上に先生を大切にしてくれたので、先生はいつも実の父親よりもお母さんの味方をしていたそうです。

そんなある日、小学生の妹と二階で遊んでいると、一階で物音がしたので急いで階段を降りると、お母さんが犬の消毒剤を飲んで苦しんでいました。どうすることもできなくて、お母さんはそのまま亡くなってしまいました。

涙をこらえてお葬式に参列していたとき、知り合いのおばさんが、 「どうして、あんな人と結婚してしまったんだろうね…。誰か相談できる人がいたら、自殺なんてしなくてすんだのにね」

と話しているのを聞いて、とてもやりきれない思いになったそうです。 「自分がお母さんの相談相手になってあげることができていたら、お母さんは自殺しなかったかもしれない」

と思って自分を責めたそうです。先生は、 「私が心理カウンセラーになったのは、母のように悩んでいる人を一人でも救いたいからです。誰かに相談できれば、命を救える人がいるはずです」

と熱く語ってくれました。この先生の思いが他の先生にも伝わっていると思います。だから、どの先生も熱心だったのです。

本当にしたい仕事をしなければ、力を発揮することができないと思います。

自分の仕事が、どのように人に役立っているのか考えたいですね。

自分の仕事がどのような社会貢献ができているかが認識できれば自己肯定感も上がると言うもの。感謝される行動や仕事はモチベーションにもつながります。承認欲求から出てくるものなのでしょうかね。

生きていく上で心のサプリメントとなる24の物語。頑張ろうと言う気にさせてくれる物語がそこかしこに。

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