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「優しすぎて損ばかり」がなくなる感情脳の鍛え方|加藤 俊徳|感情や気持ちを司る「感情脳」を鍛えるコツを伝授

優しすぎると損をする!感情や気持ちを司る感情脳を鍛えて自分の気持ちを言語化。行動をコントロールできるようになる方法を伝授。様々な悩みやストレスから解放されましょう。

気がつけば周りに合わせてばかり

人のことには敏感、自分のことには鈍感  

自分の気持ちがよくわからない人は、周りの影響を受けやすいという話をしました。こういう人たちに多い傾向として、「他人のことがやたら目につく」ということがあります。

「自分は今どうしたいのか」がわからないので、自然と他者の行動や考えを参考にしようとするからです。

ふだんから周りのことに気を取られがちで、自己の気持ちにはうといのに、他人の感情は敏感に察します。そのために共感力が高めで、「周りの人が気分を害さないように」「周りの人に合わせて」行動します。 「みんなが行かないなら、自分も行かない」とか、「親が喜ぶから家業を継ぐ」というように、周りの人がどう思っているかによって、考えや行動が変わりやすくなるのです。

このとき、自分のなかに不快感情がなければいいのですが、本当は気が進まない場合は「気持ちと行動の不一致」が生じ、ストレスになります。

「自己肯定感」が低くなる理由

こうしたことを脳の発達の面からいうと、左脳の感情系脳番地(自己感情)が弱い人ほど、右脳の感情系脳番地(他者感情)が発達しているというケースが非常に多いです。

自分のことがわからない人ほど、他人のことを察する力が強くなるということです。

そして、右脳側の発達度合いと左脳側の発達度合いのギャップが大きい人ほど、自分の気持ちがわかりにくくなるのです。

よく耳にする「自己肯定感が低い」ということも、このギャップが大きいほど、起こりやすくなっている現象です。

自分がどうしたいかより、他人がどう思うかに関心が向いているため、自分の気持ちより他人の感情を害さないことが価値が高いと認識してしまいます。

自己肯定感は周りにいる人の種別でも変わる気がする。自分の周りは自己肯定感を高めてくれる人で構成したいですよね。何を生ぬるいこと言っているんだと思う古い人もいるだろうけど、今はそういう時代かと。

普通になりたくてしかたない

苦手なことがあるからうまくいかない?  

自分の感情がよくわからない人は、「普通であること」に対する憧れが強い人が多いです。

上手に会話したり、集団行動になじんだり、好きな趣味があったり、就職したり、他の人が当たり前にやっているようなことが、自分はうまくできていないように感じるのです。私のところにくる患者さんたちにも、そういう人がたくさんいます。

自分の気持ちにうとくて他者感情に敏感だと、何かと他人目線を基準に考えるようになります。

たとえば、理系の大学に通っていた、とても優秀な学生の方がいたのですが、彼は突然大学をやめて、他の大学の法学部に入り直しました。その理由が、「高校時代に国語が苦手だったから、文系の学部に行って克服したい」というのです。

大学を卒業したあとは、2年間アルバイトをしたのち、2~3年おきに転職を繰り返します。

やはり、「自分の苦手なことを克服できそうな仕事がいい」ということで、コミュニケーションを重視する仕事を転々とし、気がつけば 35 歳を過ぎていました。

彼は、あがり症で赤面症、子どものころから音読が苦手、どもりがちという悩みがあったそうです。

そして私のところへ来て「自分にしっくりくる仕事が見つからない。このままじゃ彼女もできないし、どうしたらいいんでしょうか」というのです。

普通であることを望むより尖った部分を鋭く磨いたほうが今の時代に馴染むかも。できれば一万時間の法則にあるように継続して学びを深めることをお勧めします。プロフェッショナルになれば融通に効くようになります。

なぜ周りと比べて凹んでしまうのか。感情脳を鍛えて対抗していきましょう。もう周りに左右されない強い心を手に入れて自己肯定感を高めましょう。

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