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人を幸せにする生き方:生きがいと喜びを見つけた32人のストーリー

生きがいを見つければ毎日が喜びで満ちたものになる。目指す生き方の例としてのサーバント。読み終えたらスッキリする事でしょう。

動かない身体でブログを書く

エミさんは、自分の身体を思うように動かすことができません。大学生のときに交通事故にあってしまったからです。事故直後は、死んでしまうかもしれない、という恐怖の中にありました。しかし、一命をとりとめます。結果として、首から下の身体が動かず、言葉もうまく話せないという生活を強いられることになりました。 「なぜこんなことになってしまったのか」 「自分には何もできることがない」 「生きている意味がない」 「いっそのこと死んでしまったほうがましだった」 毎日絶望の中で生活していました。心は荒れ果て、人を呪い、自分を呪うような思いばかりでした。 ところが、リハビリで出会った理学療法士さんが 「ひとつできることを見つけましょう。そうしたら、絶対に生活が変わりますから」 「私は、エミさんの人生にも意味があると信じていますよ」 口癖のように言い続けてくれました。 最初は、その言葉が受け入れられませんでした。でも、熱心さにつられて、リハビリに一生懸命に取り組むようになりました。その結果、あごを使ってかろうじてコンピュータで文字を入力できるようになりました。これが、まさにエミさんの生きる希望になりました。 一日に入力できる文字数は、必死にがんばっても百文字程度。最初は、うらみ、つらみの思いを言葉にしていました。そのうち、限られた文字数を絶望の言葉に費やすことがむだに思え、誰かに何かを伝えたい、と願うようになりました。そしてようやく「いま私が感謝していること」というブログの公開にこぎつけたのでした。 感謝の内容は他愛のないものです。窓から見える風景、看護師さんのひとこと、思いついたダジャレ、お見舞の人との会話など。他の人々の充実した生活とは比較にもなりません。それでも、エミさんだからこそ抱く感謝の一つひとつは、読者の心をとらえました。次第に多くの人が再訪して読んでくれるようになり、コメントが届くようになりました。 理学療法士さんの言っていたとおりでした。ひとつできることを見つけたら、人生が変わりました。何もできることがないと嘆いていたのに、いつの間にか大勢の人の心をやさしくする人になったのです。エミさんは、「あきらめなくてよかった」としみじみ思っています。

ブログは引きこもりがちな人や、外出がままならない人にとって救世主のようなもの。僕も人混みが苦手で買い物はほぼ全てAmazon。美容院と精神科、半年ごとの歯科検診意外では、週2回、開店直後のスタバで読書や軽い作業を行いに行くのみ。それでもブログやSNSで外界とつながっているため孤独を感じることはありません。ブログはオワコンだとか言われていますが、趣味としてはいまだに機能していると思います。

みんなに慕われたドルカス

新約聖書の中にドルカスという女性が出てきます。カモシカという意味です。それほどに聡明な女性だったということでしょう。ヨッパという港町で彼女は生活をしていました。比較的裕福な家庭の女性だったようです。まわりの多くの女性たちの世話をしていました。あるとき彼女は病気になってしまいます。心を痛めた仲間たちは、近くの町にイエス・キリストの弟子たちを呼びに行きます。しかし、それも間に合わず、ドルカスは命を落としてしまいました。 仲間の女性たち、特に身寄りのない未亡人たちは、ドルカスをとても慕っていました。世話をしてもらい、面倒をみてもらっていたからです。ドルカスの死は非常に大きな悲しみでした。弟子たちが来たとき、未亡人たちは代わるがわるにドルカスのしてくれたことを伝えます。ドルカスがよく面倒をみてくれたこと、多くのものを施してくれたこと、困っていればいつも助けてくれたこと。彼女が作ってくれた上着や下着の数々を見せながら、みんな泣いて訴えるのでした。弟子たちは心を動かされ、神に祈り、ドルカスの遺体に声をかけて、彼女を生き返らせました。 ドルカスは何を願って生きてきたのでしょうか。自分に与えられた裕福な歩みを活用して、人々の役に立つように歩んでいました。それを通して、助けられた人たちが多くいました。彼女の時間、能力、与えられた良きものは、貧しい人たちのために使われました。未亡人たちの生活は豊かなものになりました。 もちろん、ドルカスは人々の尊敬を得るために売名行為で人助けをしたのではありません。未亡人を助けるという目標を掲げて実行したのでもありません。目の前の人に手を差し伸べ、いつも自分に与えられた責任を果たしてきただけです。だからこそ、多くの人が彼女を慕いました。ドルカスの歩みが覚えられ、聖書の中に名を残すエピソードになったのは、こういう理由もあってのことでしょう。

僕にはボランティア精神がかけらもない。かと言ってボランティアの経験がないかというとそうでもない、老人ホームへ食事の介助のため出向いたりしたことはある。しかし、ホームの職員はボランティアの僕に対して、やって当たり前みたいな態度をとったため行かなくなってしまいました。やはり僕にはボランティアは向いていない。

生きがいと喜びを見つければ毎日が輝く。そんなストーリーを32人分紹介。自分の身のまわしのこととリンクさせてみて、輝きを見つけてみては?

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