ミニマリスト式超買い物術｜なにおれ｜無駄遣いをなくす「5つの考える力」を鍛える

これは絶大な効果があります。何かを買おうとするとき衝動買いをせずそれを買わなかった時のシミュレーションを頭の中でしてみます。節約できて無くても困らないと感じたり、他のもっと必要なものが頭に浮かぶかもしれません。立ち止まって考える癖をつけましょう。ネットショッピングならポチってカートに入れるまでは衝動的でも、カートに移った時にこの癖・習慣があれば無駄な買い物をしなくて済みます。

レビュー口コミを見ずに商品を選ぶ

なにか買い物をするとき、レビューや口コミを参考することが多いと思います。   しかし、ひとつ考えてみてほしいことがあります。 それは、「あなたはこれまでに、ものを買ったときにレビューをしたことがあるか？」   ということです。   ほとんどの方が、レビューや口コミの投稿経験がないのではないでしょうか。

そう考えてみると、世の中にあるレビューというのは、 ① レビューするのが好きな人だけがしている ② 高評価をするためにお金で雇われた “サクラ”   この2つのケースがほとんどかもしれません。 つまり、 そもそも限られたレビュアーの意見だけしか表に出てこず、最悪、嘘のレビューも混じっている ということです。

実際のところ、Amazonではレビュアーが過去にしたレビューを見ることができますが、特定のメーカーだけを高評価にしているなど、明らかにサクラのアカウントはたくさん見つかります。   また、面白いことに、悪いレビューをする人というのは、悪いレビューしかしない傾向があることも分かります。   ということは、 本当は悪いものを良く見せるサクラレビューだけでなく、本当は良いものでも悪意のある人によって低評価にされるパターンもありえる ということです。   そのため、レビューや口コミは参考程度にとどめ、自分で良し悪しを考えることができなければ、本当にいい商品を手に入れられません。

とはいえ、レビューなどが買い物で失敗しないための判断材料のひとつになることは間違いありません。   大事なことは、自分で信頼できるレビューを精査できるようになることです。

そこで試してほしい訓練が、「映画や漫画、本などの娯楽を選ぶときに、レビューを事前に見ないこと」です。   たとえば、Amazonプライムで映画を観ようとするとき、Amazonで本を買おうとするとき、事前に★評価やレビューのコメントを見ることが多いと思います。 それをやめて、先入観を持たずに作品を選ぶということです。 そして、後から★評価やレビューを見てみて、自分の感じ方とギャップがあるかを確認するようにします。 すると、自分は★5で文句なし面白いと感じても、レビューでは★3とかの作品があることに気が付きます。 この訓練を積むことによって、買い物のあらゆる場面で、レビューの信頼性を直感的に見極められるようになります。