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ミニマリスト式超貯金術|なにおれ|20代で1,000万円貯めた6ステップ

貯蓄において大切なのは、まずは母数である収入アップが欠かせない要素ではある。しかし、優先順位としては「支出を下げること」を一番初めにやるべき。なかなか貯金ができない人のためのお金が貯める仕組み化本。

暮らしやすいところへ引っ越す

労働環境を整えることとセットでしたいのが、「引っ越し」です。   引っ越し先で考慮すべきは、

・自動車なしで、会社まで通える

・自動車なしで、スーパーまで通える

この2つを抑えること。   自動車が不要になることで支出が下がるだけでなく、 日常生活で必須の「通勤」と「食料の確保」にかかる時間を減らせて、ストレスがたまりにくい生活 ができるようになります。   ストレスを減らすことは意思の力ではどうにもできないので、根本的なところから正すことが効果的というわけです。

また、 引っ越しはオフシーズンにすることで、いい部屋に出会える可能性 があります。   ほとんどの人は、「年度代わりの1月〜3月」や「下半期の始めの10月頃」の繁忙期に引っ越しをします。   一斉に人が引っ越しをするので、いい物件はすぐに埋まってしまいます。それに、需要過多になるので家賃交渉が難しく、引っ越し代も高くなりがちです。

一方で、「5〜8月」や「11〜12月」の閑散期に引っ越しをすることで、 コスパのいい部屋を見つけられる可能性が高く、家賃交渉もしやすく、引っ越し代も安く なります。

転職活動と同様に、まずは賃貸仲介サイトに登録します。   「会社までの通勤経路」と「スーパーの位置」を考慮しながら、現在よりも条件のいい物件を探すことから始めるといいです。

自分の身の丈に合った地域に住まうことで出費が抑えられるというメリットが。平均的に家賃の高い地域に無理して住むと物価が高かったり支出面で大きなマイナスが伴います。自分の年収ならどの地域かなと考えて住む場所を選ぶことが大事。

お金を貯めてばかりだと後悔する?

「そんなに必死になってお金貯めて意味あるの? いまをもっと楽しんだほうがいいよ」   お金を貯めていると、そんな意見が聞こえてくることもあります。

この意見に対する個人的な見解は、「 いや、別にそんなことないんじゃないかな」という感じです。   たとえば、1億円を持っていて今日交通事故に遭ったとしても、その1億円が無駄だったかというと、全然そんなことはないと思います。   なぜならば、 人が幸せに生きていくためにそんなにお金は必要ではないから です。

結局のところ、贅沢は相対的なものでしかありません。   人類すべてが貧乏な生活をしていたら、自分が貧乏生活していても大して惨めさは感じないはずです。   しかし、身近な人やSNS上の人が旅行していたり、高級レストランに行ったりするのを見てしまうから、「羨ましい」という感情が沸き起こります。   だからといって、「家で自炊して食事をするのが不幸か?」といったら、そんなことはないはずです。   それはそれで、おいしいものが食べられて幸せだと思います。   そのため、お金を貯め込んで質素倹約で生活していようが、いまの暮らしが満たされているならそれでいいと思うわけです。

また、 少ない生活費で暮らしているからこそ、いまを楽しめることに繋がっている と感じます。   「貯金が全然ない。もし年収が下がったら生活できなくなる」   そんな息もできない状態で生活していたら、どれだけ娯楽にお金を使っていても、ふとっとしたときに不安が頭をよぎるはずです。   一方で、「最悪仕事を失っても、楽しく暮らすのにそれほどお金はいらない」という余裕のある精神状態だからこそ、安心していまに集中できます。   このことを体験として知れば、「貯金がいくらある」とか、「お金は使ったほうがいい」とかは、幸せにあまり関係ないことに気が付きます。

お金なんて使おうと思えば無限に使えます。消費は楽しいものだが麻痺してはだめ。貯蓄と支出のバランスが取れないといくら収入が増えても足りないなんてことに。自分のライフステージや身の丈に合った支出を!SNSなどでキラキラした投稿を見ては真似して同じお店に行って、とかしているとついつい身の丈に合わない支出があなたを襲います。

お金を貯めるために必要な心構えや支出を減らす考え方が学べる書籍。あなたの貯蓄が増えない理由を突きつけられてハッと我に返る瞬間があることでしょう。

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