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イヤイヤ・モヤモヤから脱却するコミュニケーションの取り方 スルーする技術|高野 文夫

人間関係はこじれると精神の病にかかるなんてことも。僕自身、自分が精神科を受診するようになったり、閉鎖病棟に入院までするほど精神に異常をきたすとは思わなかった。誰にでも起こりうるそんな危険に対して、相手を上手にスルーするコミュニケーション術で自己防衛しましょう。

他人に忠告はよほど覚悟が必要!

他人に忠告するのは至難の業です。重要なのは、助言は「自ら望んで受け取らせる」ことが大切です。他人の欠点を指摘するのは大切なことですが、それは1つ間違えたら恥をかかせるだけ、悪口を言ったのと同じになってしまうのです。極言すれば自分の気晴らしに言うにすぎないのです。

人が嫌う言いにくいことをあえて言うことが親切のように思ってとはいうものの、これはややもすると人の心の中に土足で入ることになりかねないのです。その挙げ句に「あいつはどうにもならぬ」と投げてしまうのでは、ただ引っ掻き回した自己満足にしかすぎません。

それでは、どうしたら良いのでしょうか?

相手の欠点や間違いを指摘する場合は、まずその人が受け入れてくれるかくれないか、その気質を十分に判断するのです。それから時間をかけて懇意な間柄になり、普段からこちらが言う言葉を信頼するように仕向けておくのです。

また、その人が好んでいる事柄から近づき、話し方を色々と工夫しなければいけません。そして言う機会を考え、手紙を出したりするのはより効果的です。

さらに、別れの挨拶をする時なども一言伝えるチャンスと言えましょう。時には自分の失敗や欠点を語って、それと指摘しないまでも思い当たるようにするのです。まずその人の良い点を褒めてあげておいて、元気を出してもらえるように気を配りましょう。喉が乾いている時に水を飲むように、自ら望んで受け取らせる、このようにして相手の欠点や間違いを正すのが本当の意見というものなのです。

ここで最も重要なのが「自ら望んで受け取らせる」ことです。決して力ずくで押しつけてはならないのです。これがコツです。

と言葉では簡単に言えますが、人に意見するのは至難の業です。やはり多くの経験が必要と言えるでしょう。

人に忠告するのには覚悟が必要。皆が皆あなたの忠告を聞いてくれるとはかぎりません。中には逆ギレしてあなたにつっかかってくる人もいるでしょう。助言や忠告を行う際には相手の性格を加味し慎重に行う必要がありそうです。内容を額面通り受け取ってもらうためにもより誤解のない言い回しなどにも注意を払わなくてはなりません。

連射砲のような人のスマートなかわし方

機関銃の如くしゃべり続け止まらない人がいますね。その人の気持ちを害することなく、スマートに止める方法ってあるのでしょうか?

実はあるのです。それは、しゃべり続ける相手のインパクトある1つのセンテンスをつかまえて、サッと横にいる別の人にその言葉を投げる(トスする)のです。

前の人とボールを投げ合っていたとします。 一旦受けた相手のボールを、前にいる相手に投げ返さないでサッと横の人にパスするのです。 この時大切なことは、流れを切らないことです。正に音楽やダンスのようなもので、テンポ・流れが大切なのです。

間が空いてしまったら、それを「間抜け」 といいます。切ってしまったら、相手に対して逆ギアを入れたことになります。下手をするとちゃぶ台返しになってしまいます。

お客様なら、心象を害して、出入り禁止!

流れを切らなければ、相手としては自分の意見(ボール)をいかして、しかも皆に広げて使ってくれているので、全く心象を悪くすることがないのです。私の趣味の武道の空手やボクシングでの「かわし」 や「よけ」 に似ているなと思いました。

ボクシングでは、連続的なジャブとストレートの攻撃に対して、「パディー」(相手のパンチを掌で軽く叩き落とす)や「ウィービング」(体を波のように横にゆすってかわす)という技を使います。しかし相手が強い場合、相手の連続攻撃の餌になってしまいます。受けのコンビネーションでは捌ききれない場合が往々にしてあるからです。その場合は直線的に受けないで、円状に回るか、相手の攻撃線に対して斜め 45 度の前方に出ます。回る場合は、自分の体の方向を相手の攻撃線から 90 パーセント方向に変えてしまうのです。要するに相手の横を向きます。(相手から見ると瞬間的ですが、相手が目の前から消えます)

僕は自身があまり喋るのが得意ではないので比較的聞く側に回ることが多いのですが、マシンガントークにはやはり辟易します。そんな人への対処法。これは覚えておくと使えそう。大人数の場では威力を発揮しそうです。トークを連射している方も聞く側のこうした行動は喋りを中断するきっかけになると思います。

苦手な人間関係をうまくスルーして日々の平穏を保つための教科書。スルーする技術で嫌な相手や話題をスルーしたりうまく交わしたりして人間関係を円滑に!!

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