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「アタマがみるみるシャープになる!!脳の強化書」で脳トレを実践してみる

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筋肉を鍛えるのと同じように、脳をトレーニングすることはできるだろうか?胎児から100歳のお年寄りまで1万人以上のMRI画像を分析してきた著者が脳を120の脳番地に分ける。さらに大まかに思考系、感情系、伝達系、聴覚系、視覚系、記憶系の6つの脳番地に分類し66のトレーニング方法を見開き2ページで紹介していく書籍です

記憶力が低下してきたら思考力を鍛える

記憶力が低下してきたなと感じたら、脳の海馬(記憶力をつかさどる部位)が萎縮しているサイン。こうなるといくら何かを覚えようとしても海馬をいたずらに酷使しているだけとなる。この場合、記憶力でなく「思考力」を鍛える。他の人とコミュニケーションをとったりして、情報交換の機会を増やし思考力を強化する。すると思考力が高まり海馬の働きも回復し元の状態に戻る。

1日のうちで、仕事に必要な脳番地を使うのが許されるのは8~10時間程度、それ以上だと脳が疲弊して作業効率が下がります。長時間同じ作業をしているような人は、自分の生活習慣を見直し仕事の一部を他の人に任せたり、小休止をとって気分転換すると良い。眠気を感じた時も同じで短い時間でもきちんと睡眠をとれば、それだけ頭がシャープになり、高い成果を上げることができます。『疲れない脳をつくる生活習慣』や『すべての疲労は脳が原因』でも小休止が脳の疲労回復に役立つと書いてあるので詳しく知りたい人は読んでみてください。

ゲームでわざと負ける

人間はもともと、「勝ちたい」「人の上に立ちたい」という意思を強く持っています。

過去を振り返ってみても、人類の歴史は競争の歴史ですし、現代においてもライバル企業同士のシェア争いから、電車の空席探しに至るまで、私たちは常に誰かと競争せざるを得ない状況にさらされています。

ゲームでわざと負けてみる、例えばじゃんけん。必ず相手に負けるように後出しじゃんけんをする。面白い事に相手がグーを出している時、とっさに出るのはチョキでなくパーだ。「勝ちたい」という思考が脳にインプットされているため「負ける」という思考が働かなくなっているのだという。わざと負けるようにゲームをすると、異なる立場から、自分の置かれている状況を捉える力が身につきこの視点の移動が、思考系脳番地を幅広く使うことにつながる。

カフェでお店の人に話しかけてみる

これがなぜ伝達系脳番地を鍛えることにつながるかと言えば、「ぶっつけ本番」のコミュニケーションだからです。

見知らぬ人に話しかける時には相手にリアクションが読めませんし、性格や立場などその人の予備知識は全くありません。

なんともコミュ障の僕にはスパルタなトレーニング方法。頼むメニューも事前に決めてるのでSOLD OUTになってるだけでも焦るぐらいなのに着地点の見えない会話をするなんて…

「大好きなもの」を10日間絶つ

好きなだけ喫煙や飲酒をしてきた人には辛いかもしれないが、それでも「10日間だけ」と我慢しているうちに、酒やタバコに頼らなくても過ごせるようになります。これは「誘惑」に勝つ事だけでなく、感情系脳番地にちょっとした負荷をかけるのがこのトレーニングのポイントです。これまで無条件に得られてきた「楽しい感情」を少しだけ制御する事に意味があるそうです。これは甘いものやコーヒーなど嗜好品でも同じで、禁煙・禁酒は健康にも良い事なのでチャレンジしてみると良いかもしれません。

頭が働かなくなったらひたすら歩く

どんなに考えても名案が浮かばず、行き詰まってしまってしまう事はよくあります。この時、脳は特定の脳番地に負荷がかかっている状態であまり良い状態ではない。これを解消するのが「脳番地シフト」で思考系脳番地から脳の活動を無条件に運動系脳番地にシフトしてしまう。思考が硬直化してきたら何も考えずに10~15分ほど歩いてみる。すると作業で酷使した脳番地の活動を意識的に休めることができる。

気になったトレーニング方法をいくつか挙げてみたが、見開きで1つのトレーニングが載っている感じなので、ちょっとした空き時間に気軽に読める構成になっています。

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