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なぜ日本人は韓国に嫌悪感を覚えるのか|室谷克実|韓国の知られざる「国のかたち」

慰安婦合意は無視、異常なほどの反日感情、その理由は韓国の知られざる「国のかたち」にある。誰も教えてくれない韓国の真実。

働かないことの価値

韓国人とは、働かないことと見付けたり──。こんなことを言うと、〝良識ある日本の市民〟は 間髪 容れず「ヘイトだ」と叫ぶに違いない。しかし、ここで「ヘイト」と糾弾の声を上げる人々に、私は疑問を持つ。

なぜなら、そうした人々は「働かないこと=悪」とする価値観の信奉者だ。その価値観はおそらく、 天照大神 が 機織りをしていたあたりから始まる。神が庶民と同じように働く──日本神話に現れる天照大神の姿は、世界でも珍しい。

いまでも世界のキリスト教徒のなかには、楽園から追放されたアダムに科せられた罪が労働であると考え、「働くこと=基本的に悪」と認識している人々が少なからず存在する。

「働かないこと=悪」を〝世界の常識〟と思い込んで、「韓国人とは、働かないことと見付けたり」と聞くや「ヘイト」と決め付ける〝日本の市民〟とは、実は日本神道の価値観の奴隷なのではあるまいか。

本題に入る。

韓国にはキリスト教信者が多い。しかし、彼らが働かないで過ごせる日々、そのための 方途 を得ることを「至高」と見る思想は、朝鮮半島にキリスト教が伝来されるより遥か前からあった。

半島に、この価値観がいつ発生したのかは特定できない。半島に伝わる最古の歴史書である『三国史記』に出てくる神話的人物のなかで唯一、庶民レベルの仕事をするのは、 新羅 4代目の王である脱解だ。しかし、その脱解は半島で生まれたのではない。卵の形で日本列島から流れてきたとされる神話的人物だ。

半島に伝わる他の神話のなかにも、天照大神のように働いた存在はいない。

李王朝は「儒教=至高の価値」だから、「儒教を知る人間= 両班 =無条件に偉い」という詐術のようなイデオロギーによって1392年に成立した。

そこは、上から言うと両班(貴族) ─ 中人(通訳や天文観察者など宮廷内の専門職) ─ 常民(農民) ─奴婢と続く世襲の身分制社会だった。最上位にいる両班は地主であり、奴婢を抱えており、「キセルより重たい物は持たない」と揶揄されるほど、一切の労働をしなかった。

地位が高くなるほど働かないのはどの世の中でもあること。地位とは違うが経済的自立を成し遂げて投資の利益だけで暮らしている人が最強なのも現代の常識。彼らは働かないですよね。若者にFIRE(FINANCIAL INDEPENDENCE,RETIRE EARLY)という言葉は日本でも浸透しつつある。その考え方が昔からあると考えれば?

「心の祖国」は北朝鮮

「間もなく五輪だ」と国内が沸き始めた最中、文在寅大統領の娘が、大統領選挙が終わってから、まさしく「極左・従北」路線の政党である「正義党」に入党していたことを特ダネとして報じたのは、左翼紙の京郷新聞(1月 29 日) だった。

正義党は、そもそも極左政党「統合進歩党」の分派だ。

統合進歩党とは、北朝鮮が南進してくる際には発電所の破壊など後方 攪乱 の任務を遂行すべきだといった「学習目標」を掲げて、朴槿惠政権下ではあったとはいえ、憲法裁判所の判断で「解党処分」になった政党だ。

正義党は、統合進歩党とはちょっとした路線の違いはあれ、「極左・従北」路線だ。

娘が、父親とは違う政党に入党する。しかも父親が大統領に就いてから……そんなことが、家父長支配型の韓国の家庭であり得るのか。 「家父長支配型の韓国の家庭」などと言うと、日本のパヨク(パーの左翼のこと) から「ヘイト」と言われるのだろうか。

しかし韓国の新聞は、父・河野洋平元官房長官と長男・河野太郎外相との意見の 懸隔 を、「正しい親に従わない悪い息子」とする視点から懸命に書いていたではないか。すなわち、韓国の常識は「家父長支配型」であり、娘は親の意見に従うのが普通なのだ。

その点、文在寅一家は「民主的な家庭」だから、娘は自分の意思を通せたのだろうか。

私は、父親の本音と正義党の主張が同じだからではないかと考える。

ちなみに正義党の代表は2月6日、韓国の国会で「北朝鮮に対する先制攻撃に反対決議をしよう」と演説した。北朝鮮を守ることが正義党の大目標なのだ。 「豚もおだてりゃ木に登る」どころか、「空を舞う」と言ったほうがいいのではないかと思えてくる。おだてとお世辞にからっきし弱い韓国の国民性のことだ。

韓国各紙は、外国人記者のお世辞コメントなどを手懸りに、読者が気恥ずかしくなるような総括記事を掲載した。 「平昌冬季五輪は、国際社会で〝文化強国〟としての韓国の地位を確固たるものにする礎になった」(聯合ニュース1月25日)といった具合に。 「設備も運営も史上最高の五輪だった」なんて、欧米人記者はよく言うね。いや、これは皮肉だったのかもしれないが……。

五輪期間中に発せられたおだて・お世辞のうち、超弩級のそれは、北朝鮮の金与正氏が韓国の文在寅大統領に囁いた「統一の扉を開ける主役になってほしい」の一言ではなかったろうか。

その一言で、文在寅氏とその中核スタッフは空に舞い上がり、従北派の本音を次々と曝したのだ。

北との関係性が微妙なのも南北分裂が不本意ということだろうか。できれば肥沃な北と再び統一した国家を築きたいという思いが節々に見える。

韓国を語る上で欠かせないことが列挙されている。なかなか腹のうちが読めないのが韓国かと思います。

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