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なぜか好かれる人がやっている100の習慣|藤本 梨恵子|コミュニケーションを良好に行う方法を100項目

コミュニケーションを円滑に行うための方法を心理学ベースで100項目紹介。コミュニケーションを変えると付き合う人も変わります。それが変われば考え方も行動も、そして生き方までもが変わります。

正しいスメハラ対策

中高年の男性が気にするものの1つに加齢臭があります。「オヤジ臭が出ないように、耳の後ろをよく洗う」と言う方も多いようです。最近の上司は、職場の若者に嫌われないようにニオイまで気にしています。

体育系の大学を出て、今でも少年野球の監督をするAさん。夏休みは、子供達と朝から練習し、畑仕事をしたりと汗をかくことが多い生活をしています。だから、汗臭い、オヤジ臭がしてはいけないと、整髪料に良い香りがするものを選んで会社につけていったのです。しかし、その整髪料こそが、職場の人達にとってはスメルハラスメントだったのです。

スメルハラスメントとはニオイによって周りを不快にし、迷惑をかける行為です。本人に自覚がないのが特徴です。

ニオイの原因は体臭、口臭、香水や柔軟剤の香りなどです。これらが締め切った空間で広がると、不快に感じる人の作業効率が落ちます。

自分の体臭を気にしたAさんは、整髪料の香りで加齢臭を出さないように気をつけただけなのです。しかし、人間は発熱しているため、全身のニオイが頭皮に集まりやすいのです。それを知らなかったAさんからは整髪料と自身の体臭が絡み合ったニオイがして、職場の人から嫌がられたのです。

心理的にもニオイは記憶と結びつきやすいと言われています。例えば、消毒のニオイを嗅ぐと、小学校の頃のプールの時間や、病院で注射を打たれたときを思い出したりしませんか? このように、 ニオイと記憶は強く結びついています。「臭いニオイ=あなた」となっては、好かれるのは至難の業です。

実は、目指すべきは香りをつけることではなく、無臭なのです。口臭治療専門の歯科医は「口臭を気にする人はガムを噛んだり、余計なことをするから、唾液が減って口臭がキツくなる」と言います。口の中のおしゃれも、無臭が基本。

私も冬場、暖房の効いた地下鉄の中で、香水のキツイ男性の隣に座って気分が悪くなったことがあります。車内の温度で香水臭さが強くなったのです。なぜ、無臭にしてくれないんだと心から思ったものです。

おしゃれの基本は無臭。余計なことをしない!

僕は特に体臭がキツイとかではないのだが香水が好きで出かける時と香りで癒されたい時に使います。この香水がキツすぎるとこれまたスメハラに。注意しているつもりだがつけてる本人は気付かないという難点が。できるだけ自然な香りを目指して香水選びをしています。

相手に似た人になる

人は、どんな人に安心感や信頼感を抱くのでしょうか? セミナーで私がそう質問すると「笑顔の人」「価値観の合う人」「よく話す人」「あまり無駄口を叩かない人」など参加者によって違う答えが出てきます。そのバラバラの答えの中にも、共通点があります。

それは〝人は無意識に自分に似た人から安心感や信頼感を得る〟 ということです。

笑顔が大切だと思っている人は、笑顔の人に好感を持ちます。例えば、初対面でも出身校が同じだと急に仲良くなることがありませんか? これを心理学では「類似性の法則」 と言います。服装、表情、行動、価値観など自分と似た人に、私達は安心感や信頼感を抱くのです。

では、なぜ、自分に似た人から安心感や信頼感を得るのでしょう?

実は太古の昔の私達の生活が関係しています。昔は自分が見たこともない動物と出くわすと襲われて、死んでしまう危険がありました。さらに違う部族と出会うと戦になり死んでしまう危険性もありました。つまり、自分に似ていない人は危険、似ている人は安全と感じるのは本能的な感覚なのです。

相手と信頼関係を築こうとしたら「私とあなたは、似ていますよ」と感じさせることが不可欠です。 短時間で相手に安心感や信頼感を与えたいなら、初対面の相手でも共通点を探すことや、相手に合わせていく ことが大切です。

これはNLPと言われる心理学では「ペーシング(同調効果)」と言って、「ラポール(信頼関係)」を築く上での基本スキルです。呼吸や仕草、話すスピードなどを相手に合わすことで、無意識的な部分で深い信頼関係を構築する方法です。

好かれる人は自然にペーシングをしています。しかし、嫌われる人は悪気なく、ディスペーシング(反同調行動)になりがちです。相手にペーシングするためには、まずは相手に興味関心を持って、よく見て、話を聞くことが不可欠です。相手を知らなければ、共通点を見つけることも、合わせることもできないのですから。

まずは自分と相手の共通点を探す!

SNSなどで文章を書く際も相手とのペーシングはできます。同じ文体を使ったり、絵文字を同じものを使ったり。共感を呼ぶ文章というのはやはり似たもの同士ということ。自分の趣味嗜好を押し付けるのではなく相手に自分を寄せていくことが大事。

好かれる人が無意識におこなっていることを列挙しそれを取り入れることで自身のコミュニケーション向上に利用する。好かれる人とそうでない人の違いを見ていくことで人生までもが変わっていきます。

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