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お金に困らない人生を送るためのマネープラン入門|竹川 美奈子

お金との付き合い方の新しいスタンダード!経済成長が止まった時代に生きる私たち。親世代と同じような生活をしていたら、老後のお金が不足してしまうのは明らかです。では、どうしたらいいのでしょうか? 貯金、投資、保険、結婚、子どもへの教育、家、車、老後資金……人生にまつわるお金についての疑問を、ファイナンシャル・ジャーナリストが解説します。

家は買うべきか、買わざるべきか?

結論から言うと、若いうちに長期のローンを組んで、無理をして住宅を買うというのは得策ではありません。 住宅ローンを組んで家を買うということは「借金をして巨額の金融商品を買う」のと同じで、リスクの高い行為だからです。わかりやすくするために株の信用取引を例に考えてみましょう。 株の信用取引とは、証券会社からお金を借りて、手持ち資金の3倍程度に増やして取引を行うことができるしくみです。うまくいくと利益が3倍になりますが、失敗すると損失も3倍になります。ハイリスクハイリターンであるため、「投資経験〇年以上」「過去に信用取引経験がある」など一定の条件をクリアした人だけしか取引させてもらえないことがほとんどです。 それが住宅だと、過去の購入経験を問われることなく、頭金400万円で4000万円の物件を買うというようなケースはめずらしくありません。株の信用取引には手を出さない一般の真面目な人が、住宅を買うときには株以上にハイリスクな投資をしているということになります。

普段ギャンブルや株の信用取引やカードローン、宝くじを敬遠する賢さを持っている人でさえ、住宅ローンとなるとなぜか手を出してしまう。それだけ日本ではマイホーム信仰が強いということか。最近では女性の独身者でもマンションを購入する人が徐々に増えてきているという。女性も男性と同じようにキャリアを積む時代ということだ。僕は若いうちから、少ない頭金で、頭金の10倍以上のマンションや戸建てを買うのはリスクが大きいように思う。結婚する相手がマンション派か戸建て派かがわからないわけだし、現金を持っておいたほうが汎用性が高く安全だと思う。職場に近いところで賃貸暮らしが案外懐に余裕があって現実的なのかもしれない。住宅ローンがなければ、レジャーにかけるお金も割と残るだろう。不動産よりも、生きて行く上で経験や体験にお金を使うという方が良い人もいるので、皆が不動産を買っているので、資産としてマイホーム購入を考えているのなら、資産になるはずの不動産が負債になる覚悟を持った方が良い。

保険は基本、入らない

一般に、日本人はたくさんの保険料を支払っています。1世帯あたりが支払う年間保険料は平均38万5000円(※)。仮に 20 年この保険料を払い続けると770万円、30年では1155万円にのぼります。この金額は、「住宅」の次くらいに大きな買い物といっていいでしょう。月々の保険料を提示されると「これくらいなら」と思いがちですが、一部、将来満期金などが戻るものがあるにしても、相当な金額の保険料を支払うことになります。つまり、その分、貯蓄や投資(金融・自己投資)にまわすお金が減るということになります。

月々の保険料もトータルで考えるとバカにならない金額になる。日本は国民皆保険なので、無理に保証のいっぱいついた保険に加入する事はない。子供がいる家庭なら、最小限の死亡保険だけで良いという考え方もある。保険に入るより、貯蓄や積立型の投資にお金を回した方がよっぽどいいのではなかろうか。転ばぬ先の杖をどこまで持つのかが重要だ。

車と教育費をスリム化しよう

車は、家、保険に次ぐ、大きな家計の支出項目です。 車体自体の価格も高いのですが、さらに自動車税や自動車保険料がかかることも忘れてはなりません。たとえば、比較的安いとされている軽自動車でも、税金や保険料を加えると総取得費としては100万円近いお金が必要です。 そして、車は購入したあとも継続的にお金がかかります。たとえば、ガソリン代のほか、任意保険や12カ月点検、車検代、タイヤ代、それに自動車税などがかかってくるからです。加えて、持ち家でない場合は、駐車場代もかかります。 すべてを足すと、平均的な車でも、年間50万円〜60万円くらいのお金が必要になります。つまり、月にならすと、4万円〜5万円ほどです。 ですので、いかに車が便利とはいえ、それだけのお金をかける価値があるのかどうか考えてみたほうがよさそうです。

車の維持費も年間で考えるとバカにならない。いくらあると便利だからといって、日々の家計に響くようならば、カーシェアリングやレンタカーを活用した方が良い場合もある。

僕の家計では保険商品や車の維持費など、無駄が多いことを痛感した。それでも家計が圧迫されないうちは無駄も享受するつもり。いざとなったら車も売り払い、保険も解約すれば良い程度の考えだ。僕のように3ヵ月の入院を2度経験する場合もあるので、保険に助けられる人もいるだろう。もし保険に入っていなかったら入院費を借金しなければならなかった。保険は保証を最低限にしつつも、メリットを考えよう。お金がない人ほどいざという時、保険に助けられるのだ。

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