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集中力はいらない。ダラダラするからうまくいく!?

「失敗するのは注意散漫だったから」は本当か?1日1時間労働の人気作家が明かす、発想力のコツとは?私たちは「一つに集中するのはすばらしい」という思い込みにとらわれている。「だらだら」「非効率」を排除しようとする風潮の中、累計1600万部超の人気作家が提唱する「アンチ集中力」のすすめとは?人間のもつ本来の力を発揮するには?誰もいわなかった情報過多時代の<知的生産術>。これから結果を出したい社会人から、大学生まで。全世代におすすめしたい、常識のとらわれない頭の使い方をとは?

情報のシャワーにいかに接するか

さて、そんな情報のシャワー室の中で、しなければならないものに集中するにはどうしたら良いだろうか。答えは簡単だ。二つ方法がある。情報を浴びながらも、それを気にしないか、それとも、どうしても気になるのならシャワーのコックを締めるかだ。このいずれかで解決する。身も蓋もない答だが、これが正論だろう。

注意すべきことがもう一点。インターネットは無料で情報が得られるツールだが、気づいてみれば、無料サイトには必ず広告が表示されYouTubeなどでも動画を見るだけなのに宣伝を見なければならなかったりする。あなたの大切な時間はコマーシャルで奪われていくのである。時給換算すると結構な時間が奪われているのがわかる。もはや無料ではないといえよう。時間の方がお金よりの価値が高いと考える人にとってはこれは由々しき問題だ。テレビを見ていても俳優やタレントが自身の映画やドラマ、舞台にスペシャル番組の番宣にきているのをよく見かけるだろう。皆、宣伝に必死なのである。

発想の元になるインプットはどこからされているのですか?

森『まあ、どこからでもインプットはあるとは思います。自分がしている作業からもインプットがありますね。僕が関心があるものは、日常のことではない場合が多くて、やはり、ネットを通じて、世界の隅々まで探しに行きます。調べることのテーマが決まっているのは、固有の問題を抱えている時であって、探求の方向性がしっかり決まったあとの話ですから、もう、問題解決の作業に入っている段階だといえます。重要なのは、問題を見つける段階であって、そこでは、テーマなど決まってません』

僕のインプットは、自分の問題解決方法であることが多い。主な媒体は書籍とネット上の情報なのだが、思うような回答が得られなかった場合は、そのテーマで他の書籍や情報に当たったりもする。基本、病気や性格に起因するものが多いような気がする。他にも話題になった書籍やテーマについても、一応知識を持っておこうということで書籍を購入することが多い。アウトプットと違って、インプットは枯渇しない。もともと知識人ではない僕にとって知識のストックはほとんどない。なのでインプットを続ける限りアウトプットも枯渇することはない。

人類の進化に見る「分散」のルーツ

人間の頭脳は、一つの肉体をコントロールするには発達しすぎたともいえる。動物よりも、ずっと多くの脳細胞を持っていて、生命を維持すること以外にも、人間はあらゆることを考えるようになった。たった今、目の前にあるものだけでなく、ここにないもの、別人のこと、未来のことなどを想像することができる。そういった作業を、自分の肉体をコントロールしつつ行うことができるのだ。歩きながら本が読めるし、音楽を聴きながら絵が描ける。また、現在している重要な作業の最中に、今夜は何を食べようか、などと考えることができる。

こうしたマルチタスクは、生命を維持するためには役立たないやや過剰な活動と言えるかもしれない。明日の食料を心配して備蓄したり、猛獣に襲われる前に警戒し、対策を立てることができたため今でも人類が繁栄しているのだろうが。これらは「分散」の能力で「集中」とは双璧となる能力であるといえよう。誰でも複数の仕事を任されているはずで、それは仕事上の地位が上がっていくほど、顕著になる。入社したての頃は、「集中」するものが絞られているが、リーダーはそうはいかない。自分があまりにも一つのことに拘り、集中しようとしているなら、「分散」を心がけてみよう。客観的な判断ができるようになるのがそのメリットだ。

ネット疲れ

一般的に言われている「ネット疲れ」というのは、結局は、飾った自分、気に入られたい自分を装うのに疲れるわけです。友達に悪く思われたくない、みんなに認められたい、となるから、スマホから離れられないのです。

SNSで好印象を保つためにコメントやダイレクトメッセージにはこまめに返信しようとか、そういうことを考えていると、時間をどんどんSNSに奪われることに。僕は暇なときにまとめて返信するようにしています。これが若い世代の人にとっては返信が遅すぎとか思われているのかもしれませんがww

集中力がないと嘆く人が多い中、分散でもいいじゃないかという視点で書かれた書籍。「分散」のメリットから集中を考えると意外な発見があります。だからと言ってながら運転や、歩きスマホは困りますがww

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