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むせる、咳き込む、擦れる、詰まる、その違和感は早死にのサイン

のどは話す、食べる、飲む、呼吸する、ウイルス等を予防するなど、大きな役割を担っている。加齢とともにのどの筋肉は衰えがちだが、最近は高齢者の「誤嚥性肺炎」が問題化され、のどの役割がクローズアップされている。テレビ出演でおなじみ、日本一の外来患者数を誇る呼吸器クリニックの名医が教える、人生100年時代にのど年齢の低下で重篤な病に陥らないための、1日たった5分からできる「のど」の健康習慣。

ゴックンテストで「のど年齢」をチェック!

まずは、「ゴックンテスト」でご自身ののど年齢をチェックしてみましょう。タイマーやストップウォッチを用意して(アプリを活用すると便利)、水をひと口飲んで口の中を湿らせてから、人差し指をのど仏のやや上側に当てて、唾液をゴックンと飲み込みます。30秒間で何回、口に貯めた唾液を飲み込めるかをチェックします。飲み込む回数が多いほどのど年齢が若く、10回以上飲み込める方であればのど年齢は20代です。

飲み込む回数で「のど年齢」がわかる!

  • 10回以上  のど年齢20代
  •   9回    のど年齢30代
  •   8回    のど年齢40代
  •   7回    のど年齢50代
  •   6回    のど年齢60代
  •   5回    のど年齢70代
  •   4回以下  のど年齢80代以上

僕は年齢が40代で「のど年齢は」9 回の30代でした。まずまずの成績。ちなみに誤嚥性肺炎のリスクは5回以下で高くなるそうです。気になる方は読み進めていきましょう。のどの老化を防ぐには生活習慣も大事。以下の習慣や自覚症状がある場合のどの老化が進行している場合も。

  • タバコを吸う
  • 脂っこいものが好き
  • アルコールを毎日たくさん飲む
  • いびきや無呼吸がある
  • 野菜が好きではない
  • 血圧が高い
  • 胸やけがある(胃酸の逆流)
  • のどに違和感がある
  • 声がかすれる
  • 会話をする頻度が少ない

これらの生活習慣を改善するだけでも、のどの老化を抑えることができます。

のどが強いと病気になりにくい!

若い方が「よくのどが腫れる。のどが弱いんです」とおっしゃるのですが、これは若くてのどの力が強く、免疫力が正常だからです。高齢の方にも「のどが弱いからよく痛くなります。カゼをひきやすいんです」と言う方がいらっしゃるのですが、のどが晴れるのも痛むのも、のどが病原菌をそこでストップしている証しであり、のどが弱いどころかむしろ強いと言えます。高齢者は若い方に比べると圧倒的にのどが痛くならないですし、カゼをひくことが少なく、いきなり肺炎になってしまうことがよくあります。これは、加齢とともにのどが老化して、免疫力が弱くなっているからです。

僕はちょうどこの本を読んでいる際、タイムリーにのどからくるカゼにかかり、やっぱりのどが弱いからクーラー付けっ放しにするとカゼひくなと思っていたら、実はこれのどが強いからなんだと知り少しびっくり。口から入った病原菌を最初にシャットアウトするための堤防がのどなのだそう。のどの粘膜にある線毛と言われる毛がのどの免疫力の主力を担っていることは知りませんでした。

マスクをする重要性

カゼをひいてセキが出ているときには、公共のマナーとしてマスクをつけましょう。それだけでほかの人にうつすリスクを下げることができます。また、マスクをしていると自分の息でのどを加湿してくれます。のどが乾燥していると線毛の動きが落ちて異物を外に出す力が弱まるので、その意味でもマスクはインフルエンザ対策に有効です。マスクにはウイルスをまき散らさない(感染予防)ことと、線毛の動きをよくする(免疫力を高める)というダブルの効果があります。

最近ではマスクをして外を歩く人が多くなっていきたが、僕らが若い頃はマスクなんてして外で歩いていたら不審者だと思われるほどだった。インフルエンザを予防する意味でも、特に高齢者は、人混みの激しいところに出かける際はマスクが防御策として有効です。

コーヒーの有効性

コーヒーに含まれるカフェインには気管支拡張作用や抗炎症作用があり、喉にいい飲み物の代表です。

昔、コーヒーは薬のように扱われていた時期がありました。1日5杯以上になると流石に飲みすぎだが。そのほかにははちみつも抗炎症作用や抗酸化作用があり、咳の改善に効果があるとされています。ちなみに長引く咳はカゼではありません。咳が2週間以上続いたときには、呼吸器の専門医を受診して、咳の原因を調べてもらいましょう。

トマトやリンゴが肺を強くする

健康を意識して野菜ジュースを飲む人もいます。どうせ飲むなら、肺を強くするトマトやリンゴの100%ジュースを飲みましょう。

1日に2個以上トマトを食べると肺機能の低下が緩和されるといった研究や、リンゴを1日に3カット以上食べていた人にも同じような効果が見られたそうです。著者が飲んでいるのどを強化する特製ドリンクにつくり方はこう。

  • ほうれん草(2株)かブロッコリースプラウト(1/2パック)
  • リンゴ(1個)
  • バナナ(1本)
  • ヨーグルト(180g)
  • はちみつ少々

同じ味だと飽きるのでこれに季節の果物を加えてバリエーションを変えていく。全ての材料をミキサーにかけて攪拌すると500ccぐらいの分量で2人分となります。

のどを鍛えることで様々な病気のリスクを軽減できることがわかる書籍。のどに良い生活習慣や、のどに良い食べ物や飲み物が紹介されているほか、のどを鍛えるトレーニング法もいくつか紹介しています。あなたののどの常識をアップデートしてみては?

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