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『時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』

本書の時間術は、「人間の『意志力』などほとんど役に立たない」という、徹底して冷めた現実的な視点から組み立てられている。さらに、「いくら生産性を上げても、ひたすら他人の期待に応えているだけ」で、自分のためになっているわけではないという。では、このテクノロジー全盛のスピードの速すぎる時代に人生を本当に豊かにするには、いったい時間をどう扱うべきか?1つ試すごとに「意味のある時間」が増えていく、本書の驚くべきワザの数々をぜひ体験してほしい。

あなたのじかんの9割は「デフォルト」で決まっている

本当なら立ち話で用が足りるような話でも、それが仕事なら、「ミーティングは30分か60分」となんとなく決めてしまっている。予定表に何が入るかは、デフォルトで他人によって決められ、ミーティングでびっしり埋まってもかまわないと、デフォルトで考えてしまっている。そしてデフォルトで残った時間を使ってメールやメッセージのやりとりをし、デフォルトで受信箱をつねにチェックして全員に即レスする。 目の前のものごとに反応せよ。迅速に対応せよ。予定を埋め、効率を高め、もっと仕事をこなせ ──これが、多忙中毒のデフォルトルールだ。 多忙中毒からやっと抜け出したと思ったら、「無限の泉」が手ぐすねを引いて待っている。たえまなく仕事をさせようとするのが多忙中毒のデフォルトなら、たえまなく気を散らそうとするのが無限の泉のデフォルトだ。 スマホやラップトップ、テレビは、ゲームやSNS、動画であふれている。何もかもが指先ひとつで操作でき、たまらなく魅力的で、依存性さえある。ためらいを起こさせるような面倒な手間はどこにもない。 フェイスブックを更新する、YouTubeを視聴する、最新ニュースをチェックする、キャンディクラッシュをプレイする、ネットフリックスをイッキ見する──飢えた無限の泉のデフォルトは、多忙中毒のあとに残ったほんの少しの時間のかけらまで食い尽くす。

SNSやゲームや動画は気をつけていないと延々とみてしまいあなたの時間を奪い尽くします。集中しなくてはいけない時は、おやすみモードにするなどの行動が必要。僕は基本スマホはおやすみモード。SNSや動画も見るがなるべく空き時間に見るよう心がけている。そうしないと、承認欲求や面白コンテンツの誘惑に負けてしまうからだ。あなたのスマホも様々な通知が来るように設定されているかと思うが、思い切って通知を切って見ると案外時間を創出できるものだと気づくはず。ただのiPhoneを気が散らないiPhoneにカスタマイズしよう。それでもやっぱりスマホがきになるようであれば、かなりの重症。スマホ中毒患者のあなたを強制的に時間創出させるには、アプリをアンインストール(削除)するなんて荒療治が必要かもしれません。思い切ってあなたの時間を奪っているなと感じるSNS等のアプリを削除してしまおう。本当に削除しますか?とスマホに聞き返されてもそこは「えい!」と「削除」をタップしましょう。

正直に「ドタキャン」する

何日、何週間ものあいだ、あまりにも忙しく、予定がいっぱいで、ハイライトのための時間を 捻出 できそうにないこともあるだろう。そんなときは、 断れる予定がないか考えよう。 ミーティングをパスするか、締め切りを延ばしてもらうか、友人との計画をとりやめられないだろうか? ああわかってる、ひどい話だ。ニューヨーク・タイムズもそうした風潮を「ドタキャンの黄金時代」 と呼び、嘆いている。

あなたを取り巻く様々な予定。仕事に忙殺される中、本当に必要な予定でなければ、時間創出のためにドタキャンする勇気を持ちましょう。無理がたたるとストレスにつながったりしていいことはありません。そのミーティング本当にあなたが出なくてはいけないものでしょうか?

「朝型人間」になる

光の覚醒効果を甘く見てはいけない。人間は明るいと目が覚め、暗いと眠くなるようにできている。だが、始業前にハイライトの時間をつくりたいなら、夜明けまで待ってはいられない。 僕は朝起きると、アパートメントの明かりを全部つける。また起床の1、2時間後でもいいから、できるだけ日の出を見るようにしている。空が明るむのを見ると、夜から朝に移る時間だということを脳に教えてやれる。 僕には「コーヒー」も超重要だ。 カフェインを摂ると目が覚めるのは当然として、コーヒーを淹れる一連の手順も僕の朝には欠かせない。簡単なハンドドリップ式でコーヒーを淹れるのに15分かかる。お湯を沸かし、豆を挽き、フィルターをセットし、挽いた豆を入れ、お湯を注ぎ入れる。 マシンで淹れるより手間がかかるが、そこがいいのだ。 ゆったりとしたコーヒーの儀式のおかげで、意志力がまだ弱く、メールやツイッターをチェックしてただ反応するだけの非生産的な渦に巻き込まれやすい時間に、忙しくしていられる。 キッチンに立ち、ゆっくりと覚醒し、今日これからのことを考えながら、ハイライトに取り組む準備ができるまでのあいだ、淹れ立てのコーヒーを楽しむ。 朝に「用事」があると、早く目覚めることができる。また僕は、何か用事ができるからこそ早起きをしているとも言える。

朝に用事を作りましょう。その用事に合わせて早起きをすれば1日のサイクルが劇的に変わるはず。

世の中の仕事で忙殺されている人たちにおくる、時間創出のためのテクニック集。87の時間技で、あなたにもっとゆとりのある生活を!今すぐ時間が増えるアイデアが満載なので、読書時間がないとお嘆きの方も、好きな項目から読んでいきましょう。

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