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悩むチカラ ほんとうのプラス思考|伊藤 友宣

この世の中に悩みのない人などいるだろうか?悩みを突き詰めると自分自身の課題やなんかにぶち当たることが多い。そこで悩む力をプラスに捉え改善していく気概が僕たちには必要だ。ネガティブ思考の人でもプラス思考の癖をつければある程度は対処できます。あなたの未来が明るいものでありますように。心配していたことの9割りは起こりません!

インターネットの掲示板

インターネットの掲示板に嫌なことを書かれたことのいらだちが高じて、現実に無抵抗な級友の首をカッターナイフで刺し、殺害してしまうというのは、子どもの成長を守るための文化環境が、いかに不用意な危険さに満ち満ちているかということのなによりの証左である。インターネットなるものは、 自我 の確立した社会人同士の情報の交換には大いに役立つであろうが、人格未成熟の子どもにはいたって危険ということなども、こういう異常な事件を通じて痛ましい犠牲を生まなければ、世間が悟れないことなのか。世間全体が大人ではないのである。この本でも、すでに再三ふれてきたように、人間は大人になるまでに無限といってもよいほどに、 超自我 と 我 の対立 藤の体験を重ねてこそ、やっと 自我 の確立のきっかけをつかんでいく。自己の内なる心と心の闘いが必須なのである。佐世保の女児は、まだ幼い。これからなのである。しなやかでしたたかな、頭がクールで心がウォームな、心と体のバランスの息づいた自律性の備わった人格に育ち上がるためには、よほどさまざまな困難をクリアする 生命 の充足感を経なければならない。

インターネットの掲示板なんて見るもんじゃないと僕は思う。他人の悪口やなんかは自分に対するものでなくても見ていて気分のいいものじゃない。掲示板に常に張り付いている人の精神状態はどうなっているのはなはだ疑問だ。

人間関係

記憶では年間一万人そこそこだったはずの全国の自殺者数が、二〇〇三年は三万五○○○人近くに増えているのだとか。大きな企業が先行きの知れぬ不良企業に転落したり、少子高齢化の運びで今後は年金にも頼れない生活に陥っていくばかりとか、明るい見通しのないなかで、いちばん決定的なのは、人間関係の難しさがあまりにも一般的すぎることである。夫婦関係も兄弟関係も交友関係も、どれも拠り所にできないと見る風潮が普通になっていく。絶対的な安定とか、絶対的な正しさとか、絶対的な信頼とかを、これまでの大人たちはまるで自分は手に入れているかのように、子どもたちにきれいごとを言いきって、子どもはそれを信じきって大きくならされた。長じてやがて世の中を少しでも知るようになれば、大人に聞かされてきたことはすべて口先だけのきれいごとで、大人たち自身、言っていることとしていることはまるで違うと子らは気づきはじめる。

SNSの隆盛などによりコミュニケーションの手段は多岐に渡るように。SNSによって使い方を分けて考えたり別アカウントを駆使してキャラクターを使い分けたりと若者は大変そうと感じてしまう。人間の悩みの多くは人間関係と言われる中、世間の風潮なども大きく関係してくるものだと思った。

決めつけ

はじめからこれはだめと決めつけてしまうことを一切やめて、まあなんとかなるさと、あらゆる可能性を否定しないで、これから先に明るいプラスイメージを抱く。これはまさに、あきらめないで問題を大事にしつづける「悩むチカラ」の根本にあるべき心の構え方なのだが、知らず知らずその構えに力を添えてくれる事態の判明といえそうだ。遺伝子そのものが、環境や摂取する栄養や日々の生き方で、いつしか刺激を受けていろいろ変容するものだとわかったことが、である。これからは、もっともっと地球上の人間みんなが共同して生きていくことに差し支えない、知恵や工夫の情報が豊かに行き交うようになっていくに違いない。何度もくりかえすが、人間同士が互いをよく知りあって、個人のプライドをそれぞれしっかり保ちながら、全体の宥和にこぞって心が動くようになるのは、まだまだこれからなのである。

ある事象についてあらゆる可能性を考慮することは悩むチカラを養う上で大事な工程であると言える。それができれば数多くの選択肢の中からポジティブなものを選び取ることができるようになるからだ。人間同士が相互に理解しプライドを保ちながら生きていくには決めつけは障害になることだろう。

悩むことを肯定的に捉えそれを力に変えていく技術が書かれた書籍。プラス思考は技術でそれを完成させることができると思うので、ついついマイナス思考にとらわれがちな人は読んでみるのも良いのかもしれません。

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