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お口の乾燥が不調を招く!唾液で健康改善しよう。

あるアンケートによると、高齢になって一番後悔することは、「歯の定期検診を受けなかったこと」とのことです。歯は大好物を食べるためにも、楽しい食卓を囲むためにも、大好きなあの人とおしゃべりするときのも、とても大切なものです。それだけでなく、大切にしないと、高齢になってから全身の健康も蝕みます。さらには、健康保険の窓口負担もどんどん上がっていき、家計にも直結する問題です。

お口に関する簡単なテスト

本題に入る前に、簡単なテストをします。以下の中で、当てはまる項目にチェックしてください。

  • 歯肉が腫れている。または歯肉から出血することがある
  • 歯肉や舌がかゆいことがある
  • 口内炎がよくできる
  • 滑舌が悪い
  • 水分を奪われる食べ物(パンやクッキー、焼き芋など)が飲み込みにくい
  • 唇が渇く。または唇から出血する
  • 口の中が乾燥していると感じる
  • ほっぺたをよく噛む
  • 下に痛みを感じることがある

いかがでしたか?これはあなたのお口の中の唾液が減少していないかのテストです。チェックが、1つでもついた方は、ぜひ、本書を読み進めてください。チェックが5つ以上ついた方は、本書を閉じて、いますぐ歯科医院へ行ったほうがいいでしょう。

僕は普段から歯科健診を受けているせいか、特に問題はありませんでしたが、せっかくダウンロードしたので読み進めていきます。

口の中が潤う人は病気にならない!?

8割の成人が罹患していると言われる歯周病。歯周病には、唾液が大きく関係しています。唾液が少なくなると、食べかすが口の中に残りやすくなり、歯垢や歯石が付きやすくなります。その歯垢や歯石が歯周病の原因菌の住処になります。

歯周病の他にも、糖尿病、動脈硬化、がん、肺炎、インフルエンザ、食中毒、高血圧の原因ともなる唾液の減少。逆に考えれば、これらの病気は、唾液を増やすことによって発症リスクを抑えることができるとも言えそうです。

唾液の力はこんなにすごい!

日本の寝たきり率はスウェーデンの約10倍です。これから、ものすごい勢いで高齢化社会、超高齢化社会に突入していく日本。現状の延長では、病床不足や国民医療費の問題から自宅で寝たきりになる高齢者がどんどん増え続けます。自宅での寝たきりは、本人もつらいですが、それを介護する家族の時間や仕事をも奪ってしまいます。延ばすべきは、平均寿命よりも健康寿命です。唾液を出す生活を意識することは、健康寿命を延ばし、晩年を充実したものにすることに直結します。

長寿世界一の日本ですが、健康寿命はというと疑問符が。実は日本は寝たきり大国でもあるのです。男性で平均9年、女性で平均12年、晩年を寝たきりで過ごします。口腔ケアが盛んなスウェーデンでは寝たきりが10分の1であることを考えると、唾液の効能もバカにはできません。

唾液が増える7つの習慣

  1. 口呼吸ではなく鼻呼吸
  2. 姿勢(座っている時よりも立っているときの方が唾液がたくさん出ます。横になるとあまり出なくなります)
  3. 咀嚼回数(昔の食事はよく噛まないと食べられないものが多かった。現代では軟らかな食事が増え咀嚼に時間をかけなくてもお腹を満腹にできるようになったため、唾液の恩恵をあまり受けられなくなったのです、だからこそしっかり噛むということが重要になってきます)
  4. 冷え性(冷え性になると唾液が減ります)
  5. 入浴(シャワーではなく湯船に浸かりましょう。38〜39度の少しぬるめのお湯でゆっくり浸かる。41度を超えるお湯に入ることは、交感神経が優位になってしまい、リラックスとは逆の効果となり、サラサラ唾液が出ることも期待できません。半身浴は効果的で、ゆっくりと体の芯まで温め、血行を良くして発汗をすることは、自律神経のバランスを取り戻すのにとても有効な方法です。入浴前に浴槽のフタを開けるか、熱いシャワーを出して風呂場を温めます。みぞおちから下の部分だけお湯に浸かり38〜39度の少しぬるめのお湯でゆっくりと体の芯まで温めます。)
  6. 歯磨き(歯磨きは虫歯予防に効果があると信じられていますが、実際に効果があるのは1位:水道水のフッ化物濃度適正化、2位:学校・幼稚園でのフッ化物洗口・フッ化物塗布などの局所応用、3位:学校・歯科医院などでのシーラント)、4位:砂糖の摂取制限、5位:歯磨き(フッ素入り歯磨き粉が条件)と以外に歯磨きは順位が低い。まずは、歯間に詰まった食べかすをデンタルフロスなどで取り除き唾液の通り道を作ることが重要その後、舌で歯冠を舐めていく。舌を回すことで唾液の出が促進され、食べかすが取れると同時に、歯の表面にも唾液が回ります。歯磨きに加え歯間ブラシやデンタルフロスの利用が好ましいと言えるだろう。)
  7. 上下の歯をつけるクセ、4人に1人がTCH(簡単なテスト:姿勢を正し、唇を閉じてください。このとき上の歯と下の歯は接触していますか?接触している方はTCH(上下歯列接触癖)です最近の研究で歯を失う人の多くはTCHが関係していると言われています)

生活習慣病は薬ではなく生活習慣で予防すべき。唾液を増やす習慣を身につけ、生活習慣病を撃退しよう。

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