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『人生100年時代のお金の不安がなくなる話』心配して損した!

「今の時代、先が見えなくて不安」「不確実性の時代になった」などという話を、よく耳にします。特に、変化の激しい時代を生きなければならない若い世代に、こうした意見が多いようです。大学生と話していても、自分たちの時代の年金は大丈夫か、給料は上がるのかといった声が聞かれます。かつて、先が見えた時代というのがあったのだろうか、不確実性のない時代があったのだろうか。人生100年時代のお金の不安がなくなる話をしてみよう。

新しい技術革新に裏付けられた「革命の時代」

たとえば、経済のあり方としてのシェアリング・エコノミーや、フィンテック(ファイナンステクノロジーの略。「ファイナンス」と「テクノロジー」を掛け合わせた造語)は新しいインフラと言えるでしょう。シェアリング・エコノミーとは、モノやサービスなどの交換・共有によって成り立つ経済の分野のことです。一般人が自分の空き時間と自家用車を使ってサービスを提供できる、ライドシェアのUber(ウーバー)や、宿泊空間シェアのAirbnb(エア・ビー・アンド・ビー)などが注目されています。Uberはスマートフォン経由で配車が可能で利便性も高いですし、Airbnbは、空いている部屋や家を貸したい人と借りたい人とのマッチングサービスとして、世界中で爆発的に広がってます。

運転手や乗客が互いを評価し合うことで、ハズレのないマッチングを目指すUber。日本では「白タク」と呼ばれタクシー業界から忌み嫌われていた時代からすると大きな進歩だが、客の方も横柄な態度をとって評価が下がると、別アカウントを作ってまた横柄な態度をとる輩も出てきて、問題も起こっている。Airbnbも「ヤミ民泊」と呼ばれホテル業界からの反発も強いのが現状ですが、価格が安いことから人気が高まっている。マンション内で、Airbnbの民泊を始める人が増え、宿泊客のマナー問題も噴出しているがこれもUberと同様の問題が起こっている。フィンテックは銀行という社会的インフラがなくとも、安心して預金や決済ができるため注目を集めている。お金を動かすたびに手数料が取られる銀行と違い、無料で送金できたりするようですが、大きな金額を動かすことのない僕のような一般人にはその利点をあまり感じられないように思う。クレジットカードがあればそれでネットショッピングはできるので、今まで不便に感じたことはないし、フィンテックがもたらす恩恵をフルに受けることは僕にはなさそうだ。

人生100年時代の老後不安

そもそも2030年代後半以降は、毎年人口が100万人減ると言われています。私が生まれた和歌山県の人口が100万人ですから、毎年1県がなくなるくらいの規模で人口が減ります。働き手が不足するわけですから、働き口が不足するということは考えられません。ですから、元気で働くことができれば、老後も心配ないはずです。

年金は保険であると考えると「高齢者になった時、年金が支払われるか不安」などという言葉が聞かれなくなるのではないか。生命保険を見ると、どんなに高い掛け金を払っていても、ピンピンしていたら1円ももらえない。掛け捨てであることが生命保険の基本。年金を保険に戻せばいいという。女性が65歳から年金を受け取り平均寿命まで生きると22年間年間年金を受け取ることに。たとえばオーストラリアでは年金改正をして、年金が受け取れる期間は10年程度にまで落としています。20年以上年金がもらえる日本の方が世界から見たら珍しいのです。人生100年時代に突入するこれからは、生涯現役で、若い世代に支えてもらおうという意識を捨てなければならないのかもしれません。年金に関して見て見ると、不安を煽るような意見を言う人が大勢いますが、政府が国債を発行できる限り、公的年金保険が破綻することはないそうです。

AI、IT時代の働き方改革

「働き方改革」が言われはじめました。確かに、工場などで働く人など、ある職種にとっては、時間を短くしていくことは大事なことだと思います。しかし、それがどの業種にも当てはまるとは思えません。たとえば、学生の論文で考えてみるとわかりやすいと思います。山田さんは、1か月で素晴らしい論文を書いてAの成績をもらったとします。対して、佐藤さんの論文は、あまり良いものとはいえません。そのとき佐藤さんが、「自分は半年もかけて論文を書いたのだからAにしてください」と頭を下げたとしても、Aをつけられるでしょうか?

ホワイトカラーなど、時間よりも成果ではかるべき職種は少なくありません。そうした職種にとって時短だけが正義とはいえないでしょう。最近よくAIが労働力を奪うといった類のことを言う人が増えていますが、実際に自分の仕事はAIに取って代わられるかもと不安になってしまう人はそういないのではないだろうか。自分だけは大丈夫と。18世紀に産業革命が起きた時は「ラッダイト運動(機械の打ち壊し運動)」が起きましたが、結局は抵抗むなしく機械が仕事を奪いました。AIやIT化でも同じことが言えると思います。ようは、AIを受け入れ適応し使う側に回ることで、より有意義な働き方を実現できると考えた方が精神衛生上良いかと。

人生100年時代を生き抜くために不安を払拭して、自分だけのスタイルを見つけることができればと思います。

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