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ハートを伝える聞き方、話し方|八坂 裕子

僕のように引きこもりがちだったり、人見知りだったり、話し下手で自分を表現するのが苦手な人は多いと思う。そんな人たちが大人の表現力を身につけるための基盤を構築するためのアドバイスをしてくれる書籍。自己表現ができると自然とストレスからも解放されるような気がします。

話したくない時は話さない

話さなければならないという義務はないのに、人間って自分でも気づかないうちに、いろんな“〝 ねばならない”〟 や“〝 ちがいない”〟 や“〝 すべきである”〟 を背負い込んで毎日をエッコラヤッコラ生きています。他人への気遣いイコール優しさだという思い込みと、他人へ与える自分のイメージをよりよい状態で保ちたいという願望に支えられているのです。  けれど、どんな時でも“〝 話さなければならない”〟 と決め込むのは危険です。他人の気分や評価ばかりを気にして、自分のホントを無視しているわけですから。それでは、自分探しは前進しません。私ってどんな人間?を知りたければ、思いきって自分のこころの声のままに行動してみることです。つまり、やりたくないことはしないようにするのです。自分のホントを裏切るような“〝 ねばならない”〟 式の話し方とはもうサヨナラです。だって自分のホントを守ってやれるのは自分しかいないのですから。

人との関わりの中で、無言の時間は悪とされているかんが否めないが、無理して喋らなくても大丈夫と思うことで救われる場合も。「ねばならない」という考え方は捨てて自由に会話を楽しみましょう。無言の時間も価値ある時間に変えられるのが本当の人付き合いだと思います。

「なぜ?」で個性は発芽する

個性的な生き方を。個性的なメークアップを。恋愛を。おしゃれを。今日もどこかの雑誌やTVで“〝 個性的”〟 という表現が使われています。でもちょっと待って。そもそも“〝 個性”〟 とは、他の人とちがったその人特有の性質のこと。だったら、すでにもう人間はみんな個性的であるわけです。なのに“〝 個性的”〟 がこんなに氾濫しているのはなぜかしら。  それはおそらく“〝 個性”〟 という言葉の意味がハッキリ認識されていないからでしょう。社会には“〝 常識”〟 があり、“〝 常識”〟 に基づく“〝 定形”〟 がある。その枠からちょっとはみ出すことを“〝 個性的”〟 という言い方で表してしまっているのです。つまり“〝 定形外”〟 イコール“〝 個性的”〟 というわけ。私から見たら、これはとんでもない誤解です。だって“〝 個性的”〟 というのは“〝 私らしい”〟 ということと同義語なのですから。社会は個人の集まり。それは個性の集まりでもあります。どんなに個性が強烈で複雑であっても、社会を運営していくための協調性は各個性に求められます。協調とは、利害の対立した人と人、性格や考え方の異なった人と人がおだやかに問題を解決していこうとすることであって、ただ一方的に道を譲ることではありません。

個性的な人といった言い方の奥には奇抜なファッションなどの尖った印象が含まれることが多々ある。そうではなくて、人はみんな個性的であるといった前提に立ってみると世の中うまく回り出す。よく「変わってるね」という声を聞くが、それは「劣っている」と勘違いされがちな日本。協調性を重んじる中ではそれを「個性的ね」と言い換えることで角が立たずに相手を認めてあげられる。

沈黙も会話です

誰かと何かについてお喋りしていて、ちょっとダラダラムードになってしまったことってありませんか?話題を変えたいと思っても、なかなかきっかけがつかめない。あせると、かえって話題が見つからなくて。いつしか、二人は黙り込む。 間 が空く。どうしよう。気まずい。何か話さなくちゃ。ヤダ、困った。だから会話って苦手なのよ、と内心ブツブツ。そんな時は黙っていればいいのです。別にあせることはありません。話が消えた時は転調の時。自然の流れです。なにごとにも空間があるものです。ところが、絶え間なく喋り続けることがコミュニケーションだとは思っていない人も、いざ対話が途切れるとあわてます。間が空くのが怖い。でもよくよく考えたら、間の空かないことのほうが怖いと思いませんか?

せっかく二人でカフェに来たのに、片方の友人や恋人もしくは両者ともがスマホに夢中、なんて光景をよく見かけるがこれが現代のコミュニケーションなのかといつも疑問に思う。

自分の思っていること(ハート)を伝える聞き方、話し方をレクチャーする書籍。自分を変えるコミュニケーション・レッスンが展開されます。

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