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キラーストレス 心と体をどう守るか

放っておくとある日突然牙を向くキラーストレス。そんなキラーストレスからどう心と体を守っていくか。効果が実証されているストレス対処法とともに、マインドフルネスなども紹介。ストレスの多い社会で生き抜く人々に贈る書籍。

サカナだって鬱になる

「サカナだって、ストレスにやられると『うつ』になるって知ってます!?」私たちが「キラーストレス」の企画を、NHK局内の番組編成を決める責任者に売り込んだときのセールストークである。一匹の小魚を、どう猛な天敵魚がいる実験水槽に入れる。小魚は当然、捕食されまいと懸命に逃げ回るわけだが、実のところ、天敵は見えないガラス板の向こう側にいて、小魚の身に危険が及ぶことはない。ストレスだけを与えることを企図している。緊張状態にある小魚は、天敵のちょっとした動きにも〝ビクン〟と反応する。やがて、小魚は水槽の底でほとんど動かなくなる。ストレスによるうつ状態である。餌を食べなくなり、死んでしまうこともあるらしい。もし、あなたがサラリーマンならば、嫌な上司や厳しい取引先に囲まれ、日々ストレスで押しつぶされそうになっているわが身を、この哀れなうつの小魚に重ねてはしまわないだろうか。

サカナが極度のストレスにさらされると鬱になって、動かなくなり餌も食べなくなるというのには衝撃を受けたが、その反面なるほどなとも思った。どう猛な天敵は人間社会でいえば嫌な上司とかが当てはまる。この魚のように動けなくなる前に、人間社会でのストレスを感じたら対策(仕事を休むとか、部署を変えてもらうとか)を練らなくてはならない。最悪その職場を辞めることも選択肢に入れた方が良い。極度なストレス状態が続く職場は健全ではありません。

ストレスとは変化

ストレスとは何かを改めて定義してみると、それは「変化」であるといえるだろう。いいことであるにせよ、悪いことであるにせよ、ある状態から別の状態へと大きな変化があったとき、人間はそれをストレスとして受け止める。「結婚」や「成功」がリストアップされているのは、そのためだ。もうひとつ、この表から読み取れる重要なメッセージは、「生きている限り、ストレスがない状態はあり得ない」ということだろう。「配偶者に先立たれる」こともストレスなら、「子どもや孫が誕生して新しい家族が増える」こともまた、ストレスなのだ。言ってみれば、人間の誕生から死までが、すべてストレスの原因になり得る。だから、生きている限り、ストレス・フリーの状態が訪れることはないのである。  夏目氏が強調するのは、ストレスは仕事とプライベートの両方の領域で発生し、それを合算したボリュームが大きくなったときに、命にかかわるような危機として迫ってくるということだ。

僕はこの変化というのがとても苦手。外出するときもほとんどいつもの場所へしか立ち寄らない。新しいお店を見つけても入るのをためらってしまいます。それでも入ってみたいという気持ちが強ければその店に入るのだが、店内では緊張状態が続く。次に訪れる時は多少の緊張で済むようになる。なんども通うことでお気に入りの席がやメニューができたりしてやっとそのお店を楽しめるようになります。

「客観視」でストレス対策の効果を上げる

まず、気分が上がる行動をリストアップする。これは、先に述べた「コーピング」の代表的な手法と同じだ。「本を読む」「コーヒーを飲む」「買い物をする」など、自分なりの気晴らし方法を列挙していく。実はこの段階から、プログラムの大きなポイントがあるのだ。それは、リストアップした行動が、どれくらいの喜びや達成感を与えてくれるか、つまり気晴らしとしてどれほどの効果があるのかを、一〇点満点で採点することである。どんな行動がどのような成果につながるのか、点数をつけることによって客観的に見えるようにするのだ。

気分が上がる行動を自分なりに点数化してみると、ストレス対策にどれだけ有効化がわかる。僕の場合「買い物をする」が10点、「何もしない」が9点、「寝る」が8点、「本を読む」が7点、「コーヒーを飲む」が同じく7点といったところか。自分にあったストレス発散法を持ち合わせていれば、ストレスを感じた時に何をすれば良いかがわかる。

ストレスはため過ぎるとある日突然「死因」に変わるもの。自分の心と体をどう守るか、普段からストレスを溜め込まないためにはどのような対策があるかを認識しておくとこが大事。過度なストレスがかかり続けるとそれは「キラーストレス」となり、あなたを襲います。そうなる前に離脱しましょう。

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