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なぜあの人には「味方が多い」のか 一流の気くばり仕事術|山﨑武也

誰にでも気配りできる配慮ある人には味方が多い。僕には何故だか敵の方が多いので、あの人は何でいつも周りに人が集まっているのだろうと疑問に思うことが多い。人の気持ちを推し量り、配慮や気配りのできる人になるには有効な書籍。実践できればですが。

能ある鷹は爪を隠す

才能は人に見せたり言ったりするものではない。自分の才能が必要とされるときに、「発揮」して実際に役立てるものである。長所や才能を見せびらかすと、人は感心したふりをするが、内心は嫌気感とまではいかなくとも反感を抱く。その場の雰囲気によっては、人々の 妬みを買うかもしれない。得意になっているのは自分だけであって、少なくとも評判がよくなることはない。一般的に自分が強者であることを喧伝するのは、自分にとっては不利益になる。強者には助けが必要でないと思うだけではなく、何かの拍子に弱みが見えたり 怯んで隙があったりしたときは、たちまちにして攻撃の対象になる。人間の潜在意識の中に妬む気持ちがあるからだ。一方、弱者に対しては、同情を寄せようとする傾向がある。「判官びいき」である。自分に余裕があれば、助けの手を差し伸べようとする。世の中をつつがなく渡っていこうと思ったら、強がるよりも弱いふりをしていたほうが、人とのつながりは増える。あまり弱々しくして人の同情を引こうとするのは、 狡猾 のそしりを免れない。やはり当たり前にして自分のありのままを謙虚に出した口のきき方をするのが、人に対する気くばりの出発点であるといっていいであろう。

才能を自分からアピールすることは恥ずかしいことと思うのは日本固有のものだろう。出る杭は打たれる日本社会では目立つことは悪とされておりそれがどのような才能でもひけらかすとろくなことにならない。実際の場合を考えてみよう。実際に才能を認めてもらっていれば、わざわざ自分からアピールしなくても良いのではないだろうか。世間があなたの才能を見つけだして評価をしてくれるからだ。そう考えてみると、自慢したくなったら、我にかえって見る必要がありそうだ。それはあなたの能力が足りずに人に認められていない状態だと。

自分だけの力で生きているという慢心

自分は自分だけの力で生きていると思っていても、どこかで誰かの助けを借りた結果になっている。また、さまざまな物の恩恵も受け、そのためにつつがない人生を送っている。「もしこの人がいなかったら」とか、「もしこれがなかったら」とか考えてみると、その点は明らかになってくる。私は何かいいことがあったようなとき、「御陰さまで」という言葉を 枕詞 のように使っている。したがって、場合によっては慇懃無礼に響くきらいがなくもない。だが、やはり「皆様のお力添えや神仏の加護、さらには万物の恩恵」に感謝する気持ちを表現していると解釈したい。茶道の作法に従ってお茶を飲むときは、自分より上座にいる人に「私もいただきます」と挨拶し、次に飲む順番になっている人に「お先にいただきます」と言う。まず、周囲にいる人たちに対する配慮を示すのである。その後で、お茶を 点ててくれた人に「いただきます」と言い、茶碗を手に取ってから捧げ持つようにして頭を下げる。これは宇宙のありとあらゆる物への感謝の表明である。この一杯のお茶を飲むことができる、現在の自分の幸せを噛みしめる瞬間でもある。効率の向上を常に念頭におきながら忙しく働いている仕事の場においては、そのようにいちいち感謝の表明をする時間はないかもしれない。だが、仕事の合間や節目々々に、心を落ち着けて考えてみる。自分は感謝の気持ちを抱いたり、それをきちんと言葉に表したりしているか。その点について真摯かつ謙虚に反省するのだ。すると、どこかで手抜きをしたり曖昧な姿勢になっていたりするのに気づくはずである。

お陰さまの精神は大事。誰でも一人で生きていくことは不可能なわけで、誰かのサポートの上で生活が成り立っているのだ。社会の歯車と感じてしまうデメリットもあるが、あなたという歯車なしには世の中は動いていかないと感じることで自己肯定感を得ることにもつながる。

頼みごとにNoという勇気

人が何かを頼んでくるときは、イエスという返事を求めているのが普通だ。そこでノーと言ったら相手ががっかりするだろうと考えるので、できるだけ色よい返事をしようとする。相手に好意を抱いていたら、それが人情である。人との和を重んじる日本人の場合は、特にその性向が顕著であるといわれている。人間関係をよくしようとするときは、このように相手の意向に沿おうとする心掛けはプラスの効果をもたらす。だが、気が進まなかったり遂行する自信がなかったりするにもかかわらず、無理をして引き受けたのでは、禍根を残す。所期の結果を出すことができなかったときは、相手の信頼を裏切ることになり、逆に人間関係にひびが入ってしまうからである。自分の能力や自分が置かれている現状を明確に認識したうえで、確固たる信念を貫く姿勢を確立しておく必要がある。そのうえで、的確な判断をしてイエスかノーかを伝えるのである。

どんな頼みごとにでもYesといっていると、都合のいい人ということでいくらでも他人に利用されてしまいます。これは自分には荷が重いと思ったり、時間的余裕がないと感じたらNoと断る勇気も必要だ。きちんと遂行できずに中途半端に終わることも回避できるので、結果として相手にも良い影響が。

なぜかあの人の周りには味方が多いなと感じる人があなたの周りにもいるだろう。一流の気配りでその人の周りには人が集まりやすいわけだが、その仕事術から学ぼうという書籍。

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