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お金の不安がゼロになる50の悟り|文丘雄清

僧侶と工学博士という別の一面を持つファイナンシャルプランナーの著者が教えるお金の貯め方、ふやし方、使い方。ためる事はもちろん貯めたお金をどう使うかにまで言及した実践的なノウハウ本。

お金がいくらあっても、目の前のことに手を合わせることができなければ、不満はなくならない

ファイナンシャル・プランナーのなかには、年収五〇〇万円の人のほうが、年収一〇〇〇万円の人より貯蓄しやすいという人もいるくらいです。この「もっともっと病」に取りつかれると、お金がいくらあっても足りなくなってしまいます。それは、どんなにお金を稼いでも、それ以上に使ってなくなってしまう無間地獄のようなものです。本当に恐ろしいのは、自分がこの病気にかかっていると自覚していない場合です。満足することができずに、「もっともっと」と欲しがる状態のことを仏教の言葉で「 餓鬼」といいます。餓鬼道に落ちて苦しんでいる人は、自分自身の欲望で地獄に落ちてしまったのです。あなたも、ついつい周囲の人のアクセサリー、かばん、靴、時計や車などに目がいっていませんか。「もっともっと」という前に、身のまわりのことに目を向けてみましょう。水道の蛇口をひねれば飲料水が出てくる。お金を払うと食べ物を買うことができる。雨風をしのげる家がある。夜一人で歩いても安全な社会が保たれている。 あたり前のように思えることでも、いまの日本だから、いまのあなたのお給料があるからこそ成り立っているのです。 いま、自分のまわりにあたり前のように存在していることに目を向け、感謝をしてみる余裕を持ってみてはいかがでしょうか。 本当の「幸せ」とは目の前のことに「気づく」ことなのです。 それを理解できるようになれば、あらためていま普通に暮らしている幸せに思わず手と手を合わせたくなるでしょう。

年収500万円の人の方が貯金はしやすいというのはわかる気がします。1000万円ともなると社会的地位も少し上がってきて、付き合う人間も変わってくるからです。高校や大学受験で難関校に受かった後、まわりのレベルが一気に上がるのと同じです。交友関係も多彩になり、付き合いもお金がかかるし、何より皆稼いでいるので中には羨ましい生活を送っている人がたくさんいる。そんな中で消費してしまっていてはいくらお金があっても足りません。そういったものに騙されずにいかに自分を持ち続けるかが貯蓄の基本です。

余計な出費を減らすいちばんの方法

お金に関する相談にのることが仕事のファイナンシャル・プランナーは、よく家計診断をすることがあります。そのなかでも定番は住宅ローンと保険の見直しです。多くの人にとって、一生のうちで、いちばん高い買い物がマイホームで、次が保険だからです。その次は車や教育費でしょうか。支出は、固定費と変動費に分けることができます。固定費というのは、収入の多いときでも、少ないときでも毎月一定額発生する費用のことです。固定費には、住居費、水道光熱費や通信費などの基本料金、駐車場代、保険料、教育費などがあります。変動費は毎月、支出する金額が増減する費用のこと。交際費や衣服費、趣味関連費用などがこれにあたります。ここでは、固定費のなかでも金額的に大きい、住居費、保険料、車について見ていきましょう。固定費は、使う、使わないにかかわらず、毎月出ていくお金です。 日々の一〇〇円、二〇〇円を一生懸命節約するより、大きな固定費を下げる余地があるのなら、一気に家計の収支をプラスにできる可能性が大きいからです。

固定費といって一番に思いつくのが家賃でしょう。それを削れば簡単にゆとりができます。あるいはスマホのキャリアを変えるなんてのもひとつの手段です。格安スマホのサービスで十分ならそれも良いかと思います。毎日一円でも安いものを買うためにスーパーを梯子するより圧倒的に簡単に貯蓄に回せます。

小さな出費を侮ると大きな後悔をすることに

服を買うときは、自分のクローゼットを見たうえで、買うものを決めてから出かけることが大切です。被服費が高い人は、基本的にクローゼットから服があふれていたり、同じような服を何着も持っていることが特徴です。間違って似たような服を買わないためにも、どのような服を買うのかということや予算をあらかじめ決めておくことも大切です。飲み会の回数や深夜のタクシー代が多い人は、月に使う飲み会の予算を決める、回数を減らせない場合、二次会にはいかないようにする、飲み会にいく前に居酒屋の場所から自宅までの終電時間を調べ、その時間までに終わるようにしておく、などの工夫をしてみましょう。さらに、携帯電話やインターネットなどの通信費も重要です。明細表をよく見てみると、結構な額を払っている人が多いようです。余計な出費をしていないか、一度契約を見直してみるのもいいでしょう。また、利用していない携帯電話のサービスに毎月二〇〇円とか三〇〇円の利用料を支払っているということはないでしょうか。 解約するのが面倒、少額だからいいか、と考えているあなたは要注意。 毎月数百円でも、一年単位で考えてみると、大きな額になります。金額の大小にかかわらず、固定費を減らす、という考えは身につけておいていただきたいものです。

僕のクローゼットの中は意外と洋服が少ない。新たに新調した洋服があるとへたった服は処分します。服を1着買ったら、1着処分するのを心がけています。そうすると同じような洋服でクローゼットが溢れ返るということを避けられます。洋服代が占める割合が多い人ほどクローゼットがパンパンで、系統の似通った服が多いのでは?

貯金100万以下の人でもこれを読めばお金の不安は減っていくことでしょう。正しいお金との付き合い方を知れば、自然とお金は溜まるように、そうでなくともムダな出費は抑えられるようになります。

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