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「頭がいい」の正体は読解力|樋口 裕一|会話やコミュニケーションにも役立つ、現代人の必須スキルを磨く

読解力がない日本人が増えている昨今。読書量の不足はネット記事やSNSの侵食により長文を読み解くことに対する耐性がなくなったことに起因しているのかも。文章作成「語彙力」「作文力」「読解力」の3ステップで鍛え抜く。読み飛ばしや資料の要約、会話などのコミュニケーションにも役立つ必須スキルを磨く書籍。

書けない人は読むこともできない

読解力をつける第二の方法にして、切り札ともいうべき決定的な方法は、文章を書くことだ。

読解力をつけるために文章を読んでいるだけでは、いつまでたっても限界がある。前にも述べた通り、野球やサッカーなど、いくら見方を覚えても、実際にプレイしなければ、深く見ることはできない。テレビ中継を見続けていれば、解説者のまねをしていっぱしのことを言えるかもしれないが、そこには何の裏づけもない。

文章もまずは書いてみる必要がある。書いてこそ、正確に読み取れるようになる。文章を書かないまま、文章を読み取る練習をしているのは、いってみれば、サッカーを実際にはプレイしないままサッカーの見方を習っているのに等しい。それで力がつくはずがない。

言うまでもなく、文章を書くことと読むことは表裏一体の関係にある。読んでこそ書ける。読んでいなければ、知識も言葉も定着していないので、書けるはずがない。だが、書こうという意識があるからこそ、文章を読むとき、それが自分のものになる。感想文やレポートを書かなければいけないのでしっかりと文章を読む。書こうとしなかったら、文章を読んでも通り過ぎてしまう。書くことによって、物事が定着する。

実際に書いてみると、文章の構成がわかる。書いている人間の気持ちがわかる。文章を組み立てるというのがどういうことなのかもわかる。様々な表現が自分のものとして理解できる。論理の組み立ても理解できるようになる。

僕は1日1冊本を読むことを習慣にしているが、始めたのは6年前ぐらい仕事を辞めてやる事がない時に本を読み始めたのが始まりです。そして読書とほぼ同時期に始めたのがブログと読書コミュニティへの投稿。アウトプットすることで身に付く知識が違います。そして自分でためになった本を2度目以降読むときに読書記録として機能するので1度目読んだ時どんなことに目がいったのか、どう感じたのかがわかって面白いし成長を感じられることも。ぜひ読んだらTwitterへの投稿程度のアウトプットでも良いので始めてみることをお勧めします。その際は友達に見られて恥ずかしい思いをすることを避けるためにサブ垢で(笑)

書くことは思考を明確にすること

そもそも書くことは思考をまとめることにつながる。

何となく自分の意見が正しいと感じている。ところが、それを文章にして人にわかってもらおうとすると、ふと手が止まる。次々と自分の考えに穴があることに気づいて、そのままでは説得力がないことを改めて知る。そんな経験は誰にでもあるだろう。

つまり、書くとは、自分の漠然とした考えに形を与えて、他人にもわかるようにする行為なのだ。したがって、書くことによって考えに筋道が生まれる。頭の中にある連続的な思考を整理し、分析的にとらえなおし、思考の塊を言葉に改め、それを文にして論理的につなげて、一つのまとまりのある文章にしていく。それはまさに自分の思考を外からも見えるものにしていく作業なのだ。書くことによって、もやもやしていたものが明確に意識化される。時に、自分がどこに疑問を感じていたのかがわかる。

したがって、文章を書くことができないということは、自分の思考を外に示すことができないということになる。もっと言えば、実際には思考を自分のものにしていないに等しいということにもなる。

そして、それは文章を書くことによって、思考できるようにもなるということを意味する。

言い換えれば、文章を書く練習をするということは、自分の考えを明確にする練習、もっとはっきり言えば、しっかりと考える練習になる。

何か解決できない問題にぶつかったときには、パソコンを出して、問題点を書き始める。書くという行為は、話す行為と違ってあとから直すことができる。つまりは、自分の思考をいったん文章にしてみて、それを振り返り、そこにあいまいな点や間違った点があったら、それを消して改めることができる。  話すだけであれば、話した内容を忘れてしまう。

日々文章を書くことを習慣にしていると自分自身の物事に対する考え方、スタンスが確立していき、読書をする際に新たな刺激を受けることができるように。自分の考え、土台がしっかりしていることによって違う意見の有用性も際立ちます。

読解力にフォーカスを当ててそれを育む勉強法を伝授。知識をインプットする方法と効果的なアウトプット法で無駄のない学習を!!

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