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「道は開ける」を読み不安と戦う

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悩みの正体を解明し、様々な悩みを解決する原則を具体的に記して、心に希望を与えるベストセラー。一度、Kindle本でハイライトをマークしながら読んだが、もう一度読んでみよう(著者は毎月この本を読み返す事を進めているが僕はまだ二回目)と思い、今回は一度目と違った色でマークしながら読み進めた。一度目とは違う発見が幾つもあり改めて不朽の名著の実力を知る。太古より語られてきた真理を分かりやすく書き直し読者が行動に移す事が出来るように揺さぶり起こすのが本著である。

明日に不安を抱くなかれ

明日のことは考えなくてはいけない。じっくり考え、計画と備えとをするべきだ。だが、不安を抱いてはいけないのだ。

よく不安にさいなまれ気分が落ち込む事があるが、そんな時はこの言葉を思い出し、不安解消する。朝、やるべき事が山積している状態で目覚めて憂鬱な気分になる時も、ゆっくりと淡々と一つ一つこなしていく事で問題は片付いていく。誰にも予想のつかない未来の事や過去の出来事に縛られずに今日という日を生きる。最悪の事態をじっくり考え、必要とあらば、それを受け入れ落ち着いて事態を改善していく。結果を不安に思ったりせず、とにかく決断を形にするため行動する事。不安と戦うにも技術がいるという事だろう。

人の感情で見れば、何かに夢中になっていれば、同時に不安にさいなませる事はない。集中して取り組める趣味などを持つのもいいかもしれない。

取るに足らない些細な事で自分を見失ってはいけない。「小さなことにこだわっている間に、人生は終わってしまう」。

迷惑メールや人の陰口、全てが気になって仕方ない。取るに足らないことに不安をおぼえたりしている間に人生は終わる。そんな自分が嫌で自己嫌悪に陥ることもあるが、この本を読んでからは忘れてしまうべき不安がわかってきたという実感はある。

平穏と幸福をもたらす心の在り方を育てる

明るい気持ちでいられなくなったときに回復への道を自ら歩むには、もうすっかり元気になったかのように振る舞い、話すことなのだ。

自己憐憫に浸るより明るく過ごしちゃった方が楽だよということ。人への憎悪についても自分に跳ね返ってくる場合があるので、仕返しはハイリスクだと言っている。陰口を叩かれた時など、つい言い返したくなることもあるけど、復讐への欲望を募らせるのではなく、理解し、手を貸し、同情し、許しを、祈りを捧げるのが最善ということなのだろう。

「バラを手渡せば、この手にも香りが残る」

不安に打ち勝つ黄金律

いわれのない批判を受けることが不安なときはこの言葉を思い出す。

不当な賛辞とは、往々にして賛辞の裏返しである。死んだ犬を蹴飛ばす者は誰もいないということを、胸に刻んでおこう。

テレビに出てくるような有名人にアンチが多いのもこの事からだろう。

「人は自分への嘲笑や悪口を、あまりに気にしすぎである」

批判を全て無視するのではなく不当な批判を無視しろと言っている。自分を拒絶し、挑みかかってくる人からも学ばなければならない。

疲労と不安を予防して元気になる方法

人は疲労によって不安に陥りやすくなる。健康状態、生活リズム(睡眠や食事等)も精神科受診の際は必ず聞かれる項目だ。疲れる前に休み、時分なりのリラックス法をつくる。

お金の不安を軽くするには

  1. 事実を紙に書き出す
  2. プロのアドバイスに頼る
  3. 賢い使い途を知る
  4. 収入の事で思い悩んではいけない
  5. ローン会社に飛びつくな
  6. 疾病、火災、緊急事態の出費を抑える
  7. 生命保険は現金払いにしてはいけない
  8. お金との向き合い方を子供に教える
  9. 小さな副業を考える
  10. ギャンブルに手を出すな
  11. 変えられないものを嘆いてはいけない

これを実践できれば、多少なりともお金の不安は払拭できる。いくら稼いだとしても支出が多過ぎれば不安を感じるだろう。収支を細かく書き出し、価値のあるものにお金を使いローンやギャンブルに手を出さない、緊急事態に備え保険に入るなどは簡単に実践できそうだ。

最後の章では不安を乗り越えた三十二の実話が載っている自分に当てはまる(参考になる)読者もいるのではないだろうか。文庫本でも出版されているしKindle本でも700円と名著の割に費用対効果の高い書籍なので不安に悩まされている人は読んでみるといいかもしれません。

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