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「自分の居場所がない」と感じたときに読む本|水島 広子|身近に起こる居心地の悪さを解消

職場や家庭で疎外感を感じたり、人との関わり合いでストレスを抱える人が増えている。居場所がないというのは孤独とイコールのようでそうではない。身近に起こる居心地の悪さを解消する書籍。自分の居場所を見つけ自己肯定感を持とう。

すっぴんの自分を受け入れる

ありのまま(他人の目を意識して変えたりしない本来の姿)の自分は置き去りになっており、精神的な「居場所のなさ」、自己否定感はさらに強まると思うのです。「生きづらさ」を感じる人も多いでしょう。こうして考えてみると、「居場所のなさ」は、「つながり」を全く感じられないときだけでなく、「形のつながり」に振り回されているとき(ありのままに反して「形のつながり」を持とうとしているとき。「形のつながり」に目が 眩んで自分の心のやすらぎが見えないとき)にも感じるということがわかります。後述しますが、「居場所のなさ」は、「本当のつながり」「自己受容」など、かなり重要なものと関連しています。人間としての自分の尊厳にも関わることなのです。 「自己受容」とは、それこそありのままの自分を否定することなく「自分」として感じる気持ちのこと。「私はこんなに器の小さい人間ではない」「私は誰にでも優しくできるはずで、あの人のことを悪くなんて思っていない」など、ありのままの自分に、 心のお化粧 をしてしまうようなことはよくありますよね。あたかも、お化粧をしないと人間として受け入れられないような気持ちです。 「自己受容」とは、 すっぴんの心の自分を、「これが今の私だ。改善したいことはあるけれども、いろいろな事情を経た今の自分は、これがありのままなのだ」と認めることです。 「居場所」のキーワードは、「自己受容」。つまりあくまでも自分の内的なものに行きつきます。

居場所というキーワードを紐解くと、その上に自己受容、自分の内的なものに行き着きます。自分の中のどの部分を世間の受け皿に割り振っていくかでそこに居場所を求めることができます。まずは自分が是とするものを明確にして、それを受け入れるコミュニティを探せばきっとそこに居心地のいい場所が。今はSNSも発展していてインターネットを通じて様々なコミュニティに参加できるのでぜひ活用してみて欲しい。直接人と会う必要もないのでコミュ障でもOK。SNSやネット上で仲良くなって実際にあってみたい相手が現れれば会えばいいだけの話。恋人が欲しいならマッチングアプリなどを使うのも良いだろう。しかしそこには落とし穴もあり地雷を踏むと怪しいビジネスの勧誘などにあって嫌になるかも。そこはマッチングアプリ評論家みたいなコンサルタントのYouTubeチャンネルなどを参考にすると比較的地雷を踏まずに済むだろう。こちら側からある程度ふるいにかける意識を持たないと騙されることになる。

温かい感情が居場所をつくる

相手の話をジャッジせずに聴くということは、ただ現在の相手の話を聴くだけ。より正確に言うと、相手の存在を聴く、というような感じです。いろいろな体験をしながら生きてきた人が、今自分の目の前で話してくれている。それは貴重なことだと思うのです。話そのものをジャッジすれば、「つまらない」話かもしれませんし、「浮いている」話かもしれません。でも、 相手がここまで生き延びてきて、自分に向かって(あるいは自分が属するグループに向かって)一生懸命話してくれている、ということは事実なのです。おもしろいもので、実際に、ジャッジせずに人の話を聴いていくと、どんな話も愛おしく感じてくるから不思議です。 話の内容にいちいち反応してしまうと、それは「評価を下している」ということになってしまうので、自分も不快ですし、「居場所」づくりにはつながりません。人の話を、評価を下さずに聴くことの効果は大きいです。挑戦的・攻撃的に話してくる人であっても、こちらがありのままを穏やかに聴いていれば、だんだん肩の力が抜けていきます。そもそも、挑戦的・攻撃的に話してくる人は、自己防衛のために武装しているようなもの。 ありのままに聴いてあげれば、武装の必要はないと感じられてくるでしょう。そんなところから、まずは「居場所」を自分でつくってみたらどうでしょうか。

相手のありのままを導き出す温かい感情。挑戦的、攻撃的な人というのは自己防衛本能故にそのような態度に出ているということを知れば、相手の武装解除の方法を探るという温かい感情がそこに生まれる。丸腰で語れる相手を得られれば着飾ることも必要なくなり一気に居やすい場所を得られるだろう。自分がそうなのだから相手の武装したあなたとはうまくいかないと感じているかもならば自身も居場所を与えられるよう武装解除する必要がある。居場所を求めるのではなく、与えることができるようになればより多くの人と良好な関係を築けるだろう。

自分の居場所がないと感じたら読む本。周りの評価や対応にいちいち動じない、頭を悩ませないそんな生き方ができれば自然と居場所ができるものです。

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