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「伝え方が9割」を読んで言葉の持つ力を知る

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ブログの記事にキャッチーなタイトルを付けてみたくなり、コピーライターが書いた本書を手に取った。

まず、1つのパターンとして反対語を織り込んでいく手法が紹介されていた「ちっちゃな本が、でかいこと言うじゃないか」等。こういった技術は学ぶことができ、個人発信力が求められる時代(TVCMなんかよりもそこで働いているバイトのおすすめや生産者の名前が表記された野菜の方が選ばれたりする)なので、それをプロに学べば一気にレベルアップできるという。確かに僕が本を買うときタイトルが魅力的だったり、帯でその本を進めている人が発信力のある人だとつい買ってしまうことがある。

第2章は「ノー」を「イエス」に変える技術が書かれているが、ここは早々に飛ばし読み。第3章は「強いコトバ」を作る技術。インターネットやブログ、SNS等の普及により、現在の情報量は10年間で約530倍になっているという。まさに情報過多でインパクトの薄いコトバではスルーされてしまう。そこで、同じ内容であっても強いコトバを紡ぎ出す技術を学んでいく。本書では強いコトバの定義を「心を動かすエネルギーのあるコトバ」としている。例えば「あなたが好き」より「嫌いになりたいのに、あなたが好き」の方がコトバに高低差がありよりインパクトがある。

強いコトバをつくる5つの技術

語尾に「!」をつけたり頭に「びっくり、〜」「そうだ、〜」「ほら、〜」「じつは、〜」「凄い、〜」「信じられない、〜」「あ、〜」などサプライズワードを入れること。

サプライズワードを、自分が驚いたときではなく相手の心を動かしたいときに使う。

次にコトバのギャップを使ったオバマ大統領就任演説の例を一つ。「これはあなたの勝利だ。」ではなく「これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ。」手順はこうだ。

①最も伝えたいコトバを決める。

②伝えたいコトバの正反対のワードを考え、前半に入れる。

③前半と後半がつながるよう、自由にコトバを埋める。

他にも赤裸々法やリピート法、クライマックス法など5つの技術が語られている。ここまで短い文にスポットを当ててきたが、章の最後の方では長文にも触れている。中古本なら900円台で売っているので(伝え方が9割 2という本も出ています。)興味のある方はご一読を。

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