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「テンパらない」技術|西多 昌規|脳科学、精神医学、心理学によってゆとりの毎日に!!

心に余裕がなくすぐキレる、落ち着きがない、そんなテンパってる人に向けた対処法を提示。これ一冊で日々のイライラを解消。脳科学、精神医学、心理学によってゆとりの毎日に!!

テンパり続けると、パフォーマンスが下がる

神経伝達物質の中では、うつや不安に関係するセロトニンが有名ですが、「テンパり」が関わるのは ノルアドレナリン です。ノルアドレナリンは、血圧や脈拍を上げるアドレナリンの元となる物質で、アドレナリンよりも脳神経に多く分布しています。ノルアドレナリンのはたらきを簡単に言うと、生命の危機や不快な状態に対処することです。いまにも 嚙 みつきそうな猛犬にいきなり出くわして吠えられたら、逃げるか手なずけるかなど、あれこれ考える以前に心臓がドキドキしますね。そのときのあなたの脳内は、ノルアドレナリンのはたらきが格段に活性化しているはずです。ノルアドレナリンは、「怒り」や「恐怖」「不安」「興奮」の源です。特に、自らの危機に対する動物的な反応を取り仕切っていると言っていいでしょう。したがって、試合で争うスポーツ選手にとっては、ノルアドレナリンは欠かせない脳内物質です。競技スポーツだけではありません。仕事もある意味、戦い、競争です。適度なノルアドレナリンのはたらきは、脳に適度な緊張をもたらし、作業効率をアップさせてくれます。

脳に適度な負荷をかけ作業効率をアップさせるための行動を意識するだけで驚くほどの変革が。何もストレスがかからない状態よりもパフォーマンスがアップします。子供の頃喧嘩で殴り合っている最中は全然痛みを感じなかったのに、喧嘩が終わってしばらくするとあざだらけで痛みが訪れるみたいな経験をしたことがある人は多いだろう。これも神経伝達物質の仕業。

「一時戦線離脱」をはかる

古代ギリシャの著述家プルタルコスは、著書『怒らないことについて』の中で、こう記しています。 「泰然自若としていること、それが無理なら静かなところに逃れてそこで休むこと」どうしても落ち着いていられなくなって「テンパって」しまうようならば、 現場をいったん離脱して一休み するのが、今も昔も良策のようです。まじめな日本人は、修羅場でもなんとか踏みとどまって解決を、と考えがちです。半泣きになっても、なんとかまとめようというところに、まじめな国民性がうかがえます。しかし、無理に踏みとどまってあがいていると、かえって感情がエスカレートし、自分ではどうしようもない危険な状態に陥ることもあります。自分はなんとか大丈夫でも、相手がテンパって、キレてくるようならば、誘爆してしまいかねません。シチュエーションによって異なるでしょうが、少しの時間でも修羅場を離脱できるならば、少し頭を冷やしてくるほうがうまくまとまる確率が上がると思います。

頭に血が上ってしまったら少しの時間でいいので、その場を離れる癖をつけた方が良いでしょう。戦線に残ったままだと爆発してその爆発で相手も誘爆なんてことも。そうなると修羅場と化してしまいます。

「他人の悪口を言わない」と決意する

「他人の悪口を言わない」は、毎日日めくりカレンダーの格言にのせてもいいくらい、基本的な処世訓です。心がけ程度に軽く考えず、決意、決心というくらいに重くこころに刻むべきでしょう。世の中、他人の悪口が好きな人は少なくありません。上司の気まぐれに振り回されている人は、悪口の一つも言いたくなるでしょう。しかし、ストレス解消目的のグチが、いつのまにか勢いを増してしまい、悪口や中傷になってしまっている場合が、えてしてあります。他人の悪口が多い人をもう少し掘り下げて分析してみると、醜い側面がいろいろ表れてきます。 十分に調べた上で、慎重な判断のもとに悪口を言っている人は、ほとんどいない と思います。悪口の根拠は薄弱きわまりないことが多いのです。自分がよく知りもしないくせに、浅はかな洞察力でもって、他人をおとしめていることになります。さらに、自らの醜悪で稚拙、合理性を欠いた人格を、わざわざさらけ出しているとも言えるのです。陰で言っている悪口は、必ず当人の耳に届くと考えるべきでしょう。それは「天に 唾 する」というありふれたことわざを持ち出すまでもなく、いつかあなたを窮地に陥れます。自分で「テンパってしまう」種をまいているとも言えるのです。悪口、中傷はすべきではなく、あくまでグチのレベルでとどめておくべきです。悪口や中傷とグチとは、異なります。グチには、相手とつながりたい気持ちが含まれています。「部長ほんとにどうしようもないなぁ」と、愛情を込めてグチれば、ギスギスしたものにはなりにくいです。できれば、グチのあとにポジティブなフォローをしておいたほうがいいのは、言うまでもありません。

よくSNSでの炎上を起こしている人たち、煽る人というのは意外と高学歴でそこそこの職についている人が多いのだという。悪口や中傷を行うのは自分が弱い立場になったことがない人。以前は僕もその類の人間でした。病気で会社を辞めてからはずいぶん丸くなりましたが、まだ研いだナイフは隠し持っていて他人を攻撃したくなることがあります。そんな時、他人を攻撃しない決意が役に立ちます。

テンパりそうになった時の自分をコントロールする技術を習得して無駄にキレないように!自分を俯瞰して見れるようになるとどんな場面でも冷静になれます。

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