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「アメリカ海軍が実践している「無敵の心」のつくり方」潜在能力を発揮して20倍のパフォーマンスを出す思考法!

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あなたは自分で思っているよりもずっと有能な人。もっと能率を上げ、成功できる人なのにこれまで自分の潜在能力に気付かずにきたということだ。その能力を活かせば、日々の成果は20倍にも跳ね上がる。あなたの大きな潜在能力を引き出すチャネルをどうすれば開けられるのか?元アメリカ海軍特殊部隊SEALsの著者が語る常に勝ち続けるためのリーダーにふさわしい心身を手に入れる、新しい自己啓発書。

毎日トライデントを勝ち取る

シールズの隊員は、トライデントを手元に残せるかどうかは自分の行動しだいだと知っている。トライデントは一日一日、あらためて勝ち取らなければならないものなのだ。つまりそれは、あなたの身に置き換えたらどういう意味だろうか?もはや昨日の成功には頼れない、ということだ。昨日はもう過ぎた。終わっている。うまくすれば、明日はくるだろうが、かならず来るという保証はない。ではどうなるのか?大事なのは今日だということだ。あなたの考えやエネルギーを向けなければならないのは、今日。あなたが勝ち取らなければならない尊敬、やり遂げなければならない訓練、稼がなければならないお金は、今日にある。あなたがチームのためにそこにいること、頼りにできる人間であることを彼らに証明するため、今日という場に参加して、110パーセントの力を注ぎ、時速160キロで飛ばさなければならない。

毎日トライデントを勝ち取るためには、自己マスタリーと鍛錬の域を出ることが求められるが、そこにたどり着くには修行を積むことが欠かせない。トライデントを勝ち取るとは、チームの一員として自分の役割を認識し、どんな貢献ができるか、どう成功へ導けるのかを常に見据えなければならない。もしその視線がチームのものから自分にとって最善なものに取って代われば、そのことに気づいたチームからの信頼は失墜しあなたはリーダーの役を失うばかりか、チームから完全に追い出されることにもなりかねない。絶え間ない修練をチームのために。自分のミスが即、死に繋がりかねない特殊な環境下での任務を行うシールズならではのストイックなまでのチーム力、20倍奉仕連携によりなりたっている。

ストレスを理解する

パワーポイントのような現代の利器を使ったプレゼンテーションが木曜に予定されていても、そんなものは、私たち祖先のように、ライオンに追いかけられることと比べれば取るに足らないことだというのに、である。脅威が検知されると、扁桃体はいわゆる「闘争・逃走・硬直」反応(過覚醒や急性ストレス反応とも呼ばれる)を開始し、アドレナリンとコルチゾールを放出する視床下部、下垂体、副腎を活性化する。アドレナリンとコルチゾールは次のようなおなじみの生理作用を引き起こす。

  • 心拍数の上昇
  • 血圧の上昇
  • 呼吸数の上昇
  • 精力増強

それぞれの兆候は、ものものしい脅威に対する当然の反応に備えて、心身をともに準備させるものだ。これでいつでも右フックを繰り出せるし、通りを全速力で走ることもできるだろう。ストレスをどうやって考えるかは自分しだいだということを頭に置きながら、ポジティブにとらえた場合のストレス反応の利点を考えて欲しい。

生理的変化により肉体は戦ったり逃げたりといった行動を取るための強さやスピードは増してゆく。しかし、いくらストレスがパフォーマンスの向上に役立つからといって、あまり頻繁にストレスにさらされるのは好ましくない。長期にわたるストレス反応は、免疫システムの抑制につながり、感染症などにかかりやすくなるので注意が必要だ。

呼吸による集中

リラックスした状態で周囲の状況への気づきを維持しながら、呼吸の管理に集中することを勧める。深い呼吸で、吸う息と吐く息の長さを揃えれば、ストレスが大幅に軽減され、心拍数も下がり、神経系のバランスが元に戻る。そうなれば、混乱や危険のさなか、あるいは恐怖で心身が弱っているさなかであってもより的確な決断をするために、目の前の状況に集中することができる。

呼吸法などの内面のトレーニングには、日々の努力が必要となるが、嬉しいことに、集中力は楽しみながら高めることができる。例えば簡単なテクニックであるボックス呼吸や、厳選したヨガのポーズやシークエンス、さらには読書でも構わない。上達すればするほど、他の分野で集中力を養う「練習」が楽になる。読書が習慣化している人には朗報である。

気前のよさの普遍的な法則

気前のよさの普遍的法則は、人に多く分け与えるほど、人生でよりたくさんのものを持つということ。

  • あなたはチップを20パーセントあげているか?
  • 道ですれ違う人に笑顔を向けているか?
  • バーベキューで一番大きなステーキ(または、他の誰かも自分のものだと主張するかもしれないもの)を自分でとるか、人に取らせてあげるか?
  • 頼まれなくても人を助けるか?
  • 困っている家族や仲間のために何をしてあげるか?

黄金律とはどんな精神文化にも存在する「気前よくあれ」の姿勢を表現したものだ。たとえば、「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい」とはキリスト教の例である。黄金律の興味深いところは、返ってくるものの方があたえるものよりも大きいということ。

この黄金律は多くの書籍で紹介されているのでおなじみだ。自分に返ってくるのはしばらくたってからかもしれないし、別のところから返ってきたり、形を変えて返ってくる場合も。あなたがお金や時間、エネルギーをケチらずにいれば、乾ききった人にならなくて済むだろう。

5つのSECTION、10章からなるこの書籍はチームをまとめ上げるリーダーシップを養うSEALs流のトレーニングを惜しみなく紹介している。極限までストイックなものばかりなのではと思っていたが、凡人が日常に取り入れることでも得ることができる20倍のパフォーマンスは侮れない。

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