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「ありがとう」と言うだけでいいことがいっぱい起こるというスピリチュアルな世界

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2005年2月に出版された『人間、生きているだけで、ありがとう』の焼き直し。「ありがとうございます」と何度も唱える(心の中で)だけで身の回りに良いことが起こったり、自分が変化したりするという、なんともスピリチュアルな内容の本。内容はちょっと女性向けかなといった感じ。

実際に心が満たされてなくても、「ありがとうございます」と唱えることで、徐々に心も平静となり笑顔になる。形から幸福を作っていくのだそうだ。これを「感謝法」と呼び数々の効用・成果が生み出されているという。

感謝の気持ちを心のよりどころとする

人は、大切なものをなくした時に初めてこれまでの人生に感謝できる。それまで普通にできていたことが急にできなくなり、その時、それまで出来ていたことの尊さを知り、それまで出来ていたことを「ありがたい」と思うのである。確かに、「ありがとうございます」という言葉には、力があるとは思うが自分の身の回りに起こった良い出来事を全て「ありがとうございます」と唱えた結果というのはちょっと強引に感じる。占いやなんかと同じ匂いがするので、スピリチュアルな力を信じやすい人には効くと思うが、僕みたいに穿った見方しかできない人には疑問が残る。物事に対してどう捉えるかは自由自在で一つの見方に縛られていることに気付きましょうとあるが、精神安定どころか、絶対安心の境地にも連れて行ってくれる言葉でもあるというこの考え方の方が、よっぽど偏っていると思う。

 一人でも幸せ?

一人でも幸せな人が、いい恋愛や結婚をすれば2乗倍の幸せをもたらします。幸せになりたかったら、まず一人でも十分に幸せだと思えるようになることです。

僕のように10年以上付き合っている人がいないと、だんだん一人を満喫するための術を学んできて、それがいいか悪いかは別として、無駄にあせって伴侶を見つけようという気にならない。(他にも経済的理由などもあるが…)

他人と過去は変えられない。自分を変えると、相手は必ず変わる。というのも、人間関係の基本でこちらが態度を軟化すれば相手の反応も変わっていくというのは実感としてある。別に「ありがとうございます」と唱えなくてもできること。笑顔で接すれば相手には良い印象をあたえるのは、分かりきったことだ。しかし、普段あまり笑顔を見せない人が笑顔を見せるとギャップからワンランク上の好印象を受けることもあるように思う。(特に男女の関係では)

自己否定を抱える人が生きていくにはどこであっても地獄で、自分が好き、自分が信頼できるという自己肯定感が幸せの基本だ。

後半は病は気からというが、この「ありがとうございます」と唱えることで病気が治ったり、その他のいろいろなトラブルに良い兆しが見えた等の体験談が書いてあったけど気持ち悪いので読み飛ばした。

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