子供を持つことを諦めた著者による「子どもがいないと幸せではないのか」などの問いを脳科学・心理学・社会学・看護学の女性研究者5人にぶつけていきます。子供のいない人が歩んでいく人生における幸せのヒントが詰まった書籍。
「産まない」と「産めない」の違いを痛感
病気が発覚したときは42歳だったので、もう「子どものいない人生」になることは覚悟していたつもりです。ですが現代では、40代半ばで初産する女性もいて、たびたびメディアでとり上げられます。私もまだ可能性はゼロではなかったかもしれない・・・・・・。それなのに「あなたはもう100%産めません」と、らく印を押され、痛みに似た感情がわき上がってきました。
「こんなことになるなら、早く産んでおけばよかった」
後悔の文字にとり囲まれ、身動きができなくなっていました。冷静に考えれば、誰のせいでもない。まだ先でいいと子どもの問題を保留にし、不妊治療にとり組まなかったのは、まぎれもなく自分の意志でした。産まなかったのに、産めないとわかると、産めばよかったなんて、都合のいい話です。それでも女性にとって「産まない」と「産めない」とでは、似て非なり。気持ちのうえで大きな落差があることを、身をもって知りました。
年齢を重ねている私でさえ気持ちが沈むのだから、もっと若ければ「産めない」現実に絶望さえ感じるはずです。病気になったことより、子どもを産めなくなるほうがつらいとおえつする女性を目の当たりにしたことがあります。それほど、子どもを望む女性にとって、「産めない」ことがどんなにつらいことか・・・・・・。
もっと早く、妊娠率や妊性のことを知っていたら、違う人生の選択をしていたかもしれない。あと戻りできない以上、何を言っても無駄なのですが、子どもを産むことは健康な肉体はもちろん、正しい知識をもつことがどんなに大切か、今さらながら深く考えさせられました。
自分の人生の選択肢として生まないことを選ぶ人は案外多いのかなと思います。その分ペットを飼ったりして。でも産めないとなると話はちょっと変わってきます。僕のいとこも高齢出産で不妊治療大変でやっと子供を授かったので。しかも、高齢出産となると子育てにも影響します。体力的な問題もあり母親に子供を預けてといったシチュエーションでも母親も高齢のため心配です。そういったリスクも考えておかないと悩みが増えるかと。
約7割が、子どもがいる女性との距離感を感じている
「子どもがいないことで感じたことがあるもの」は、1位「子どもがいる友人との距離感」、3位「子どもがいる人と話が合わない」と、6~7割が子どもの有無で溝を感じていることが浮き彫りになりました。また、「職場などで子持ちばかりが優遇される」「子なしハラスメントやマウンティング」と答えたのは約4割と、子どもがいないことで精神的な圧力や不遇感を感じているようです。
2位「親に孫を見せられない申し訳なさ」、5位「子育て経験がないための大人としての未熟さ」の割合も高く、子どもを産んでいない女性は劣等感を抱いていることがわかります。また、産むことに関しては「家族、友人、職場など周囲からのプレッシャー」よりも「社会的プレッシャー」のほうが多く、女性は結婚して子どもを産んだほうがいいという社会からの風当たりの強さを感じています。将来的には「老後の不安」「孤独死の不安」のポイントが高く、子どもがいない老後に約半数のかたが不安をもっています。
子供がいないと子供のいる女性との距離感を感じる。これは男性でも同じ。僕は未婚なのでもちろん子供はいません。なので雑音を消すためそういった人とは距離を置いてます。価値観の違いなどから色々摩擦が生じがちだからです。距離を感じるのは自身の選択によるものなので仕方がないものかと。
子供のいない人生の歩き方をいる人との違いを挙げながらよりポジティブにできるよう導く書籍。
※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。
【サブスク】 Kindle Unlimited
僕が利用している読書コミュニティサイト
【本が好き】https://www.honzuki.jp/